「二十億光年の孤独」や「朝のリレー」などで知られ、日本の現代詩を代表する詩人・谷川俊太郎さんが13日、老衰のため死去しました。
谷川さんの息子で、作曲家・ピアニストの谷川賢作さんはXで、「私は中国からの公演の帰途についているところで間に合いませんでしたが、妹の志野が急遽NYCから駆けつけてくれて、娘と一緒に最後を看取ってくれました。穏やかな最後だったということです」と投稿しています。
訃報を受け、著名人などからも追悼のメッセージが数多く寄せられています。
国民的キャラクター「ガチャピン」「ムック」の誕生秘話を描いた絵本『ガチャピンとムックのものがたり』の著作もある谷川さん。「ガチャピン」はXの公式アカウントで「谷川先生がかいてくれたこの絵本はぼくたちの宝物です」と谷川さんとの写真を投稿しました。
国語の教科書を出版する光村図書出版の公式アカウントは、「小学校6年『生きる』、中学校1年の『朝のリレー』など数多くの作品に紡がれた珠玉の言葉と感受性は、子どもたちの心に深く刻まれました。谷川俊太郎さんのご冥福を心からお祈り申し上げます」と追悼しています。
ロックバンド・くるりの岸田繁さんは「お会いしてみたかった。沢山の素晴らしい作品、ありがとうございました。これからも時間をかけて味わっていきたいと思います」と追悼しています。
『逃げるは恥だが役に立つ』などで知られる漫画家の海野つなみさんも「谷川俊太郎さんの『さようなら』を『回転銀河』の第6話で使用させていただいた際、担当さんが許諾を取るために電話したらご本人が出られて、いいですよ〜とすぐ言っていただいてびっくりしたそうです。素晴らしい詩をたくさん残されました。本当にありがとうございました」と、過去のエピソードをつづっています。
谷川賢作さんの投稿によると、後日「お別れの会」が開催される予定だといいます。
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詩人・谷川俊太郎さん死去。ガチャピンも追悼「ぼくたちの宝物」