「自分は不妊かも」9割の人が不安に。依然として費用面の課題も【調査結果】

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「自分が不妊かもしれない」と不安に思っている人は9割に上る。ただ、クリニックに通っている人は半数以下にとどまるーー。

こんな調査結果が2月20日、公表された。不妊に悩む多くの人が「費用面」で悩みを抱えていることもわかったという。

長期になればなるほど費用が悩みの種に

調査は1月23〜29日、医療法人浅田レディースクリニック(東京都港区など)が実施。18歳以上の女性585人がインターネット上で回答した。

その結果、89%が「自分が不妊かもしれないと不安になった経験がある」と回答。そのうち94.3%が「自分やパートナーに不妊原因がないか知りたい」と考えていることも判明した。

一方、不安になったことがあると回答した人のうち、半数以上(54%)が「自身もパートナーもクリニックに通っていない」と回答したという。

また、いわゆる「妊活」に関する悩みで最も多かったのは「費用」(55.2%)だった。続いて、「仕事との両立」(54.2%)、「性交渉のタイミング」(50.9%)が挙げられた。

悩みは費用と回答した人を「妊活」の期間別で見てみると、1カ月未満〜3カ月未満が35.8%、3カ月以上〜6カ月未満が50.9%、6カ月以上〜1年未満が52.9%、1年以上〜2年未満が65%、2年以上〜3年未満が74.4%などと、長期になればなるほど悩みの種となっていることが分かった。

不妊治療の保険適用範囲が拡大してからも、費用面はまだまだ課題として残っていることが伺える。

悩みは費用面と回答した人が多かった

次は、パートナーとの関係性だ。

「妊活」をしている86.9%の女性が「パートナーが協力的」と回答。また、77.5%が「夫婦で積極的に話せていると感じている」と答えた。話すタイミングについては、「週1回」が49.9%と最も多く、「毎日」の夫婦も15.2%いた。

意見が食い違う原因として挙げられたのは、「排卵日に対する理解の違い」が42.6%で最も多く、「クリニックに相談するか否かなどの妊活方針について」が37.6%、「子どもを作るタイミング」が37.1%という結果となった。

同クリニックは調査の中で、「不妊治療が保険適用になり、治療開始時に夫婦で受診する必要があるが、働き方改革によってようやく男性も妊活や不妊治療に時間を割くことができるようになった」と現状を説明。

その上で、将来的に妊娠・出産を望む場合は、将来の妊娠を考えながら女性やパートナーが自身の生活や健康に向き合う「プレコンセプションチェック」が重要だと指摘した。

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