お客様の体重も測ります。フィンランド航空会社が測定を開始した理由

フィンランドの航空会社フィンエアーは2月5日、ヘルシンキ空港の出発ゲートで乗客の体重と機内持込手荷物の重量を測定すると発表した。

荷物だけじゃなくて自分の体重も測られるようになるの?と戸惑う人もいるかもしれないが、ご安心を。

重量測定は、任意かつ匿名で2月と4月、5月のみに実施される。収集されたデータは航空機のバランス算定に使用されるという。

フィンエアーの飛行機(2022年7月ハンブルク空港で撮影)

安全に離陸するために、各航空機には最大重量が設定されている。フィンエアーによると、この重量には飛行機自体や燃料、貨物、機内食、水など様々な物の重さが含まれているが、事前に把握できないのが乗客と機内持ち込み手荷物だ。

この重さは、欧州航空安全機関(EASA)が定めた標準重量などで算定されるが、航空会社独自の測定方法を使用することも可能だという。

フィンエアーは「2018年から独自の測定に基づいた平均重量を使用していますが、5年ごとに更新する必要があります」と今回の測定理由を説明している。

同社は2017年〜18年にも重量測定を実施している。その時の測定方法について「服を着用し手荷物を持った状態で体重計に乗り、重さは航空会社の係員のみがわかるようになっている」とハフポストUK版に説明している。

2017年に実施した体重測定で、手荷物とともに体重計に乗るフィンエアーのパイロット

フィンエアーによると、測定では個人情報の提出は求められないものの、合計重量や年齢、性別、搭乗クラスがデータベースに残される。

フィンエアーの地上部門責任者は「収集したデータがお客様の個人情報と紐づけられることは一切ありません」と説明している。

ガーディアンによると、2月7日までに600人が重量測定に参加した。

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オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
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Satoko Yasuda