登場するかわいいキャラクターたちとはうらはらに現実味のある設定や理不尽なストーリー展開もあってそのギャップに魅力を感じてしまうマンガ作品「ちいかわ」。キャラやストーリーは当然面白いのですが、各エピソードに登場する食べ物の数々もなかなか興味を引かれます。現実世界でもあるような食べ物が登場することが多いのですがシュールな出方がなんともちいかわらしい(笑)。そこで今回はちいかわに登場する食べ物をまとめます!
ちいかわの正式タイトルは「ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ」といってイラストレーターのナガノさんによる漫画作品です。正式タイトルからもわかるように「ちいかわ」は「ちいさくてかわいい」を略した言葉で作品の中心にいるかわいらしい生き物たちを指します。最初は作者ナガノさんの願望や妄想から始まった作品だったのですが、着想には小さくて愛らしい生き物になったら何をするかというところから生まれました。
物語は次第に進化してキャラクターも増えて詳細な設定が構築されていきました。ちいかわの物語が進行する度にかわいらしい外見の裏に不穏で不気味な要素を持つ不条理でシュールな世界を描いた漫画としての特徴が浮かび上がっています。作品のファン層はキャラクターのかわいらしさを楽しむ人々と作品の世界観や作者の意図に深く思考を巡らせる層が現れるようになってちいかわは純粋な漫画としてだけでなく哲学的な考察までされる作品となりました。
ちいかわは元々ナガノさんのTwitter(現X)個人アカウントで公開されていましたが後に独立した専門アカウントに移行して出版権は講談社が保有しています。今ではちいかわの知名度も急上昇して大規模な展示会や商品展開が行われたりメディアミックス化の動きが本格化したりしました。また「ちいかわ族」や「怪異」など作中の世界観を説明する用語や呼称はファンが便宜上付けたものも多くあり、これらの要素も作品の魅力の一部となっています。
ちいかわの物語の中に登場する食べ物は基本的に現実世界にあるものと変わらなかったりします。シュークリームやプリンなどのスイーツもありますしウインナーやおにぎりなどのご飯ものもちゃんとあるんです。時にはちいかわの世界でしか存在しないオリジナルの食べ物も出てきたりはするのですが多くの登場する食べ物は慣れ親しんだ物ばかりでしかもおいしそうで思わず食べたくなってしまいます(笑)。ただし気になることも……。
まずはでかい食べ物からです。ちいかわの物語内で食べ物が出てくる話はけっこうあるんですがでかい食べ物が登場する回もけっこう多いんですよね(笑)。現実世界では考えられないくらい大きさの食べ物なのでちいかわたちもよく抵抗なく食べるなと思っちゃいます。大きいからお得感を感じているのかもしれませんが毎回でかい食べ物をどうやって食べるのかも見ものです!
でかい食べ物の中で最初の頃に登場したのはシュークリームでした。作者のナガノさんが描く「小さくなってかわいらしい生き物になったら何をするか」という初期のちいかわイラストにシュークリームは登場していて、このイラストを見るとナガノさんが大きい食べ物に体をうずめて食べたりしたいという願望があったようですね。でも確かに自分の体より大きいシュークリームがあったら体をうずめて食べたくなるかもしれないです(笑)。
お次はプリンです。まず何のためらいもなくうさぎがプリンの上ですべり出します(笑)。ためらいのなさがうさぎらしいと言えばうさぎらしいんですが、そこに目を輝かせたちいかわも登場。プリンのカラメルがまとわりついてチョット不快になっていたのか、うさぎは駆け寄ってきたちいかわにベトベトの体を擦りつけちゃいます。一瞬嫌がるちいかわでしたがカラメルのいい匂いに最後は夢中になっちゃいました(笑)。
次はホットケーキです。もしかしたらホットケーキは小さい子なら誰もが一度は食べてみたいと思う夢のでかい食べ物といっていいかもしれませんね! 今回はちいかわとうさぎで巨大ホットケーキを焼いたようでちいかわもうさぎも思いのほかうまく作れた巨大ホットケーキに満足している様子。切り分けてバターをつけて実食となりましたがメチャクチャおいしそうです。それぞれの食べ方がかわいくてたまらないですよね!?
でかいスライスチーズも登場したことがあるのですが、スライスチーズ登場エピソードは本当に訳が分かりません(笑)。お花でちいかわが遊んでいると急にスライスチーズがかぶさってきます。呼吸が出来ないのか暴れているとうさぎが脇から登場して傍観。暴れてたまたま舐めてチーズと分かったようで食べて打開するという策を実行します。スライスチーズの中からモグモグしながら顔を出すちいかわの姿がかわいいのですが傍観していたうさぎって……?
ラムネ登場回もちいかわとうさぎのコンビで展開します。まずはちいかわが容器からでかいラムネを見つけて大興奮。体全部使ってフタを開けると転んでしまいますが、たまたま頭の上に乗ったフタが帽子のようだと気付いてひとりで遊びます。するとその間に肝心の中身であるラムネをうさぎがほとんど全て食べ尽くしているのに気付いてちいかわは呆然として終了です。しかしうさぎのデリカシーのなさは良くも悪くも常に健在ですね(笑)。
でかいマシュマロは食べ方がなかなか凝っているのですが、その為にトラブル発生というエピソードでもあります。ちいかわが巨大マシュマロを棒に刺してたき火で焼きマシュマロにしようとしたらキレイにマシュマロへ引火(笑)。たいまつのような状態に慌てているちいかわのところにまたまたうさぎが登場。燃えているマシュマロに息を吹きかけて消火するというシンプル戦法で成功します。そしてうさぎに焼きマシュマロを食べられました(笑)。
どら焼きは大きさも凄いですがどら焼きの中身の餡もチョット洒落ています。買ったのか作ったのか、それとも拾ったのか分かりませんがハチワレがちいかわとうさぎにでっかいどら焼きを持ってきました。すぐに食べずにまず中身を開きます(笑)。中身はなんとうぐいす餡! 普通のあんこだとハチワレが思っていたことにみんなで大爆笑。笑いながら食べ始めます。たまになんだかよく分からないことにツボることってありますよね?
でかい食べ物の中でも渋いチョイスになるのが酢昆布じゃないでしょうか。どこから手にしたのか巨大酢昆布をかじったり吸ったりしているうさぎにちいかわとハチワレが声を掛けます。ハチワレがおいしいのかうさぎに聞くと浮遊している酢昆布の群れを指差します(笑)。アトラクションっぽい部分もあるからか浮いている酢昆布をはしゃいでGET。とれた酢昆布をふたりも口にしますが無言です。しかし何で巨大酢昆布が宙に浮いてるんでしょうね(笑)。
セリーも小さい頃夢見るでかい食べ物かもしれませんね。星の形の入ったオレンジ色のゼリーを見つけたちいかわはゼリーの一部を取って空いた穴に腰かけてゼリーをほおばりました。するとまたまたうさぎが登場してちいかわが腰かけているのにゼリーを横から押してプルプルさせます。プルプルしたゼリーの中で声を出すちいかわをよそ目にうさぎは去ってしまいました。本当にうさぎってこんなことばっかりしますよね(笑)。
ちいかわたちは甘いものが大好きなのかスイーツのでかい食べ物がよく登場します。その中でもカヌレはオシャレスイーツと言ってもいいかもです。どうやって入ったか分かりませんがうさぎが巨大なカヌレの中に入っているのをちいかわが発見します(笑)。ちいかわもうさぎが入っているにもかかわらずカヌレを食べ始めると大声を出すうさぎが脱出したいことに気付きました。そして食べ進めて脱出。しかしお礼も言わず走り去るうさぎって(笑)。
パイシチューはでかいからこそできることをやっていますが、実際にはやってみたくないことかもしれません(笑)。うさぎが興奮気味に巨大なパイシチューの上に飛び乗ろうとするとパイに穴が開いて落ちてしまいました。慌ててちいかわが駆け寄って助けようとするとパイの中のシチューへ気持ちよさそうに浸かっているうさぎの姿を見ます(笑)。意外とちょうどいい温度のようですが最後にはうさぎは浸かりながらシチューをすすってました……。
オムライスもでかい食べ物として物語に登場していました。三ツ星というキャラクターを助けたお礼でちいかわとハチワレがもらったのですが、全部は食べきれないと困りながら食べているとどこからかうさぎが猛ダッシュでやってきます(笑)。走ってきて早々ちいかわたちに何も言わずオムライスにかぶりつきますがすぐにおなかいっぱいになったようでダウン。食べきれなかった分をおにぎりにして持って帰ろうと提案するのはハチワレっぽいです(笑)。
たこウインナーが登場した話ではうさぎの自由奔放な姿が思い切り見られます(笑)。またもや偶然なのか巨大なたこウインナーを見つけたちいかわは思わずたこウインナーにほおずりしますが油がくっついていることに気付いて即座に離れると今度はうさぎがくっついてかぶりつきました。何か違ったのかウインナーを離れるとケチャップとマスタードを持って来て塗りたくります。自分に正直なのがうさぎらしいといえばらしいです(笑)。
しじみはでかい食べ物でもありますが、ある意味自生している食べ物とも言える形で登場するんです。ちいかわたちは「お味噌汁の川」という川があることを聞いたらしくハチワレとうさぎのトリオで向かいました。川には湯気の出ているお味噌汁が流れていてその中に巨大なしじみも一緒に流れていたのですが、先に来ていたくりまんじゅうが二日酔いを治す為にすすっているところを目撃します……。しじみ汁は二日酔いには効果絶大ですからね(笑)。
UHA味覚糖の商品である「純露」もでかい食べ物として物語に登場しました。純露も自生している食べ物でもありますね。洞窟らしき場所でつららのように生えている巨大な純露をうさぎとちいかわで取りに来ていました。慣れた手つきでうさぎが純露を取るとすぐに舐め始めますが、それを見たちいかわはベトベトにならないか心配します。洗えばいいやと覚悟したちいかわも純露を取って一緒に舐めましたがちいかわって意外とベトベト嫌いですよね(笑)。
カステラはちいかわで登場するでかい食べ物の中でも規格外の大きさで結局全貌は分かりません(笑)。ちいかわたちはモブたちが飛び跳ねているでっかいカステラを見つけます。ちいかわもハチワレもトランポリンのように跳ねてみますが乗っているみんなが跳ねて揺れるので跳びにくいようです。どうやったら安定するか試していると、周りにかまわないうさぎがちゃっかりザラメが付いているところを食べていました(笑)。
伊勢名物「赤福」もちいかわの世界では自然現象のように発生するので羨ましいです(笑)。ある日ちいかわの世界では赤福が大量に降ったらしく一面にあんこが積もっていました。みんな慣れたようにヘラを持って来て赤福を雪かきのように寄せ始めます。遅れてきたちいかわにハチワレがはじっこに寄せたやつを食べてみようと提案してなめらかでおいしいあんこを食しました。赤福が自然に降ってくるなんてとても羨ましい世界です(笑)。
クレープ生地もでかい食べ物しかも自分で作る食べ物として登場しました。野球のグラウンドで使うようなクレープ用トンボを持ったちいかわは巨大なホットプレートらしき場所に生地を敷いてトンボで大きく広げながらクレープ生地を作り始めます。ちょうどいい加減に焼けるタイミングを見計らって生地を回収してハチワレたちと何の具を包むか談笑しますがそもそも熱そうなプレートに裸足で乗っているちいかわって……(笑)。
たい焼きはでかい食べ物として存在するとちょっとややこしいことになる食べ物のようです(笑)。外で浮遊しているたい焼きを見つけたちいかわとハチワレですが食べてみようとハチワレは提案して中身のあんこは何かとチェックをし始めます。まるで食べられたかのように見えたちいかわは擬態型の討伐対象かと思い鎧さんにも助けを求めましたがハチワレは単純に中の芋餡をしばらく食べていただけのようでした……。
ピザはくりまんじゅうが横取りして作り上げるようなものなんですが豪快な作り方もあってとってもおいしそうです! ちいかわトリオが生地を作り上げて具材を持ってこようとその場を離れるとくりまんじゅうがやって来て自前の具材を手早く大きな生地の上に乗せていきました。熱い岩に乗せて焼き上げるとコークハイのおつまみで食べてしまいます。戻って来たちいかわトリオは唖然でさすがのうさぎもポカン状態です(笑)。
でかい食べ物と同じくらい登場するのが自生している食べ物です。でかい食べ物の中にも川や洞窟などで自然に生成されているような食べ物もありましたが、ちいかわの世界では色々な所から意外な食べ物が生えたり育っていたりしているようでこういった世界観もちいかわの魅力のひとつじゃないでしょうか? 自生している食べ物にも注目ですが出てくる環境も面白いのでチェックしてみてください(笑)。
ちいかわの世界には不思議がいっぱいですがなんとフエラムネが地面から湧き出るんです(笑)。走っていたちいかわはフエラムネが湧き出てるところにいるうさぎを見つけました。実は少し前にうさぎの手がキメラ化している夢をみていたのですがフエラムネを口にくわえて鳴らしているうさぎの手を見てちいかわは思わずホッとして泣いてしまいます。そして泣きながらフエラムネを吹くちいかわにうさぎは訳が分からないのか「ハァ」と無残に投げかけました(笑)。
白米はもはや自生の原理も自然現象なのかも分かりませんがとにかくおいしそうではあります(笑)。モモンガが地面に落ちている葉っぱをかき分けるとなんと炊飯ジャーが埋まっていました。どうやら無限白米湧きドコロという場所らしくモモンガはためらいもせずにジャーのフタを開けて手づかみでむしゃぶりつきます。そこにうさぎが登場。堂々と割り込んで白米を奪っておにぎりを作りました。とにかく地面に炊飯ジャーって……(笑)。
ダブルクリームはある意味でかい食べ物ですが自生の規模が物凄いんです! モブたちも集まってくるような大きなダブルクリームの山にちいかわたちもボウルを持ってやって来ました。一生懸命ボウルに入れてハチワレとどの食べ物と一緒に食べるかを話します。しかしうさぎはそんなことおかまいなしに持ってきたチョコソースとビスケットにダブルクリームを合わせてその場で食べていました。うさぎの自由な姿にちいかわとハチワレが憧れちゃってます!
自生する食べ物の中には人気の場所もあるようで出汁サーバーもそのひとつです。ちいかわとハチワレが1本の木に行列が出来ていることに気付いて並び始めました。どうやら出汁サーバーが木から生えていて行列になったようです。そしてついにちいかわたちの番になりましたが出汁を入れる器がありませんでした。すると後ろの栗まんじゅうが器を貸してくれたのですが自分は天かすネギのせごはんに出汁を注いでいるのは渋すぎます(笑)。
まるでサラリーマンの昼休みの食べ物のように登場したのがおソバです(笑)。泉のようにおソバが沸いているところへちいかわとハチワレとうさぎのトリオで行ってみんなでおソバを食べることにしました。おソバ以外にもおつゆも沸いていて出汁もきいているようなのですごくおいしそうです。ハチワレはチューブのわさびを持って来ていて、おソバにわさびをつけて食べているのに感化されてちいかわもやってみますがチョット難しかったみたいです(笑)。
ちいかわの世界に自生する食べ物は新しく生えてくるものもあるようでソフトクリームがそうでした。ハチワレがソフトクリームが生える木の情報を聞きつけてちいかわを誘います。出汁のサーバーの時の教訓で器もしっかり忘れず持って行きました。そこでハチワレが思い付いたらしくただソフトクリームを器に入れるのではなくコーラと紅茶を入れてフロートにして食べようと考えます。特にハチワレの紅茶フロートはかなりオシャレですよね!
おにぎりは自生というより自然現象ですが実際にあったらすごい助かる食べ物ですよね。ちいかわが空を見上げると空からおにぎりが降って来ました。ハチワレも初めての体験らしく驚いていましたがちいかわと一緒に降ってくるおにぎりを取って食べてみることにします。塩むすびの確率が高いらしいのですがなんとちいかわは梅干し入り! 酸っぱそうですが当たりでハチワレは大はしゃぎです(笑)。
ちいかわの世界にある自生する食べ物には湧き出る系の食べ物も多いのですが湧き出るという感じの食べ物ではないんですがメロンパンも湧き出てくるようです。メロンパンの回を見ると色々なところで食べ物が湧き始めていることがハチワレから話がありますが雨乞いのような踊りで湧き出るようになるという現象もあるようで何かちいかわの世界独特のルールがあるのかもしれませんね。逆に湧き出なくなることもあるようなので謎が謎を呼びます。
マロングラッセはまさに自生している感じで登場した食べ物です。ちいかわとハチワレとうさぎのトリオで森へマロングラッセを取りに行きました。マロングラッセは地面にキノコのように生えているようで見つけては背中のカゴに入れて集めます。マロングラッセを取っている最中にうさぎがつまみ食いをすると倒れるほどおいしかったようでみんなで休憩して甘みが染み渡るマロングラッセを堪能しました。
木から生える食べ物も多いのですが、味染み玉こんにゃくは完全に料理として出来上がった状態で生えていてしかも渋めの食べ物で気になる食べ物でした(笑)。ちいかわたちが味染み玉こんにゃくの木から落ちてくる味染み玉こんにゃくをキャッチして集めているところ栗まんじゅうが地面に落ちた味染み玉こんにゃくを拾ってからしをつけてお酒のおつまみのように食べています。それにしてもおいしいですけど違うのが生えてきてもいいのに(笑)。
ちいかわの世界に登場する食べ物を見ていくと、生えたり湧いたりと発生するには何かしらの法則や条件がありそうですがハッキリとは登場の原理は表現されていないので本当のところはどうなのか不明で謎が謎を呼びます。普通に考えれば地面から湧き出したスイーツや路上に落ちている巨大な食べ物を何のためらいもなく口にしてしまうのはチョット危ない気もしますが……。これからも新登場する食べ物には注目です!
オリジナルサイトで読む : AppBank
【ちいかわ】登場する食べ物まとめ