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世界最小の謎国家「シーランド」暮らしのリアル

世界最小の国として公式に認められているのはバチカン市国ですが、承認されていない国で世界最小なのは「シーランド(SEALAND)」です。

そんな謎の国家シーランドに、YouTuberのナス・デイリー氏が訪問し、取材を行っています。

The Smallest Country in the World

*Category:テクノロジー Technology *Source:Nas Daily,sealandgov

「シーランド」に上陸して分かったコトとは?


世界最小の国「シーランド」はイギリス近くの海上にあり、元々は第二次世界大戦時にイギリス海軍によって建設された軍事施設です。

1650年代、ロイ・ベイツという人物が新しいラジオ局を作りたいと考えます。しかしイギリスは新しいラジオ局を作ることを法律で禁止していました。そこでロイ・ベイツは戦時中に利用されていた海上の軍事施設に目を付けます。なぜなら、この軍事施設は公海にあったからです。公海であればイギリスの法律に従う必要はありません。


そしてロイ・ベイツは海上の軍事施設に上陸します。彼はその時「新しいラジオ局を作るのではなく、新しい国家を作る必要がある」と考えました。そこで彼は自分自身が王子となり、軍事施設をシーランドと名付け、国旗、パスポートのデザイン、専用の通貨を作りました。


そのため現在でもシーランドに上陸するためには、同意書への署名、ピザの申請が必要です。


シーランドに上陸すればパスポートにシーランドのスタンプも押してくれます。


シーランド内部には7つの寝室があります。


寝室はシーランドの塔の中にあり、室内で耳を澄ませば波が塔にぶつかる音が聞こえるとのことです。


またキッチン、リビングルーム、トイレ、ジム、多宗教礼拝堂、牢屋もあります。


シーランドは風力と太陽エネルギーから電気を蓄え、生活水は雨水を活用しています。さらには24時間365日、住み込みでシーランドを守る警備員もいます。


そんなシーランドには、現在300人の国民がいます。またシーランドはデジタル国民という制度を構想していて、今後、世界中のどこからでもシーランドの国民になれるようにしたいと考えています。

シーランドは正式に国家としては認められていないものの「自由」「自己決定」「夢を追い求めて生きる勇気」を追求する世界最小国家として維持されているのです。


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