乗客が真っ逆さまの状態で3時間の恐怖体験。ジェットコースターが不具合で緊急停止【動画】

アメリカ・ウィスコンシン州で7月2日、ジェットコースターが不具合のために緊急停止し、8人が逆さまの状態で取り残される事故が起きた。

事故が起きたのは、6月30日から開かれていた「フォレスト・カウンティ・フェスティバル」に設置されたジェットコースターだ。

地元テレビ局のWSAWによると、8人のうち7人が子どもだった。消防隊がはしご車で救助に向かった。

動画には、ジェットコースターがちょうど一番高いところで真っ逆さまの状態で止まっている様子が映っている。子どもたちはなすすべなく、安全バーなどにしがみついている。

機械の故障が原因とみられ、すぐには動かなかったため、はしご車で1人ずつ救助された。消防隊員の1人はテレビ局の取材に、「救助活動は素早くおわるものではありません。命の安全が一番ですから」と語っている。

CBS Newsによると、乗客が逆さまになっていった時間は、3時間に及んだという。

地元のクランドン消防署は、この事故では1人が病院に搬送されたと発表している。

アメリカでは6月30日に、ノースカロライナ州の遊園地のジェットコースターの支柱に亀裂が見つかり、アトラクションの運行を停止する事案もあった。