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「アダムス・ファミリー」ハンドくんはどう撮影した?血が通わず「しびれて疼き始めた」シーンも

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『アダムス・ファミリー2』で、クリストファー・ロイド演じるフェスターの頭の上に乗るハンドくん『アダムス・ファミリー2』で、クリストファー・ロイド演じるフェスターの頭の上に乗るハンドくん

ホラー・コメディ『アダムス・ファミリー2』(1993年)が10月7日午後9時から、金曜ロードショーで放送される。

個性の強い『アダムス・ファミリー』シリーズのキャラクターの中でも一際目立つ手首から先だけの存在「ハンドくん」。誰が演じているのか、どう撮影されたのかをご存知だろうか。

ハンドくんはゴメズの幼馴染で、一緒にチェスをしたり、モールス信号や手振りで思いを伝えたり、マッサージをしたりと活躍する。英語版では「Thing」という名で、その不気味ながらも愛らしい様子で人気を獲得した。

手首から先しかないのに、焦りや怒り、喜びなどの感情が伝わってくる演技を担当したのはマジシャンのクリストファー・ハートさん。現在もマジシャンとして活躍しているハートさんは、『アダムス・ファミリー』(1991年)が公開された際にワシントンポストのインタビューに答え、撮影方法や苦労を語っている。

クリストファー・ハートさん(2022年)クリストファー・ハートさん(2022年)

インタビューによると、ハンドくんを映画のように手首のみで動いているように見せるため、同じシーンを2度撮影する必要があることも多かったそう。

ハートさんは手首の断面に見えるゴム製のパーツを装着。手の動きを撮影してから背景のみを撮影し、一コマ一コマ、ハートさんの手が合成されたのだという。

また、過酷な撮影シーンがあったことも振り返っている。

『アダムス・ファミリー』でハンドくんとゴメズがチェスをするシーンでは、ハートさんはテーブルの下に座った状態で、テーブルの上に右手を出して演じなければならなかった。

そのため手からどんどん血の気が失せたといい、「集中力を維持するために瞑想状態に入らなければならなかった。手から血が失われて、戻す術はないのだから」「だんだん痺れて疼き始めた」という。

また、ゴメズの頭をマッサージするシーンなど、遠くから撮影したり隠れる場所がなかったりする場合は、ハートさんの手ではなく機械の手を使っているとのこと。

シネマトゥデイによると、『アダムス・ファミリー2』では前作以上の表現を目指して15ものハンドくんの人形が用意された。

『2』では、車を運転するなど更なる活躍を見せるハンドくん。撮影の裏側を知った上で鑑賞すると、少し見方が変わるかもしれない。

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オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
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