浜松オートレース場(浜松市中区)で4月3日、レース中に選手の乗ったバイクが転倒し、バイクがコースの周囲に待機していた従業員にぶつかる事故が起きた。従業員は病院に搬送されたとみられる。
事故が起きたのは、浜松オートレース場で開催された「第7回Gamboo杯」2日目の第1レース。
AutoRace.JPのレース動画(※現在はレース動画は視聴できなくなっています)では、アウトコース寄りの位置にいた選手のバイクが、スタート直後にインコースに向けて斜め方向に走行。前輪が別のバイクの後輪と接触後、バランスを崩して転倒し、選手は投げ出された。
さらに、倒れたバイクはそのままの勢いを保ち、コース外にいた人をはねたような様子が写っている。赤い旗が振られ、レースは中止となった。
浜松オートの担当者によると、はねられたのは、レース時にコースの周囲に待機し、事故などが起きた際に対応する開催従事員。容体は分かっておらず、病院に搬送されたとみられるという。
転倒した選手については「命に別条はない」と説明。事故の原因は分かっていないが、担当者は「レース前に整備不良があったとは把握していない。レースが始まってから起きた事故と理解している」などとハフポスト日本版に話した。
この事故で、第1レースは不成立となり、チケット購入者に全額が返金される。この日の第2レース以降は全て中止となった。明日以降のレースは、予定通り開催される見込み。
浜松オートは「落車事故により開催従事員の身体に影響を及ぼす重大な事故が発生した」と発表。「ご来場、ご視聴頂いているお客様に、長時間にわたりお待たせし、申し訳ございませんでした。深くお詫び申し上げます」とコメントした。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
浜松オートレースで落車、倒れたバイクがコース外にいた関係者をはねる「身体に影響する重大事故」