新型コロナウイルスの影響で1年延期されていた東京オリンピックの競技が、ついに始まった。感染対策で大半の会場が無観客という異例の開催だ。開会式は23日だが、ソフトボールとサッカーの予選は21日からスタート。前半9日間の日本勢の活躍が注目される試合をまとめてみた。
開会式にさきがけて、この日から複数の競技で予選が始まる。トップバッターは午前9時のソフトボール競技、オーストラリアvs日本。ソフトボールは女子のみ正式種目となっている。午後7時半にキックオフする、サッカー女子の日本vsカナダにも注目だ。
2021年は「海の日」で祝日。サッカー男子の予選が始まる。午後8時から日本vs南アフリカ戦がキックオフ。
ただし、南アフリカ代表チームのうち、選手3人が新型コロナ検査で陽性となり17人の選手が濃厚接触者と確認されたことで、試合が開催できるか危ぶまれている。NHKニュースによると、選手の出場には「競技開始6時間前」のPCR検査で陰性になることが条件になるという。
2021年は「スポーツの日」で祝日。ボート男女の予選などがある。
午後8時から11時まで東京の国立競技場で開会式。冒頭の音楽を担当する予定だった小山田圭吾さんは、過去の雑誌記事が問題となり辞退。どんな演出に変更されたのか注目される。
この日から決勝スタート。アーチェリー、自転車競技、フェンシング、柔道、射撃、テコンドー、ウエイトリフティングが決勝だ。
柔道では男子60kg級の高藤直寿選手、女子48kg級の渡名喜風南(となき・ふうな)選手に注目が集まっている。
夜には、白血病の治療から復帰した池江璃花子選手が女子400mリレー予選に登場する。
柔道は男子66kg級の阿部一二三(あべ・ひふみ)選手、女子52kg級に阿部詩(あべ・うた)選手が登場する。阿部兄妹がそろってメダルを取るか注目される。
競泳の決勝がスタート。前日の予選を勝ち進めば、男女の400m個人メドレーは瀬戸大也選手、女子400m個人メドレーは大橋悠依選手にメダルの期待がかかる。池江璃花子選手らが参加する女子400mリレーの決勝も、この日だ。
新競技のスケートボード男子ストリートには、世界選手権優勝の堀米雄斗(ほりごめ・ゆうと)選手が登場。同じく新競技のサーフィン男子予選には五十嵐カノア選手が登場する。
柔道男子73kg級にはリオ五輪で優勝した大野将平選手が登場。体操の男子団体決勝も、日本がリオに続く2連覇を狙う。
卓球は新種目の混合ダブルスが決勝を迎える。日本からは水谷隼選手と伊藤美誠選手のペアが出場する。
午前10時から、ソフトボールの予選最終戦。日本は最大のライバルのアメリカと対戦する。
夜は午後9時からバスケット日本代表の初戦。MBAで活躍する八村塁選手と渡邊雄太選手が参加。優勝候補の一角であるスペインと激突する。
午前中に、競泳男子200m自由形の決勝がある。予選を勝ち進めば、松元克央(まつもと・かつひろ)選手が出場する。1960年のローマ五輪以来の自由形でのメダル獲得を狙う。
ソフトボールは昼に3位決定戦、夜に決勝が行われる。日本とアメリカが2008年の北京五輪と同じく金メダルを争うかが注目される。
村上茉愛(むらかみ・まい)選手らが出場予定の体操女子団体の決勝は夜。前回4位の日本が進出すれば、57年ぶりのメダルを目指すことになる。
新競技サーフィンは、男女ともに決勝が千葉県内のビーチで開かれる。男子・五十嵐カノア選手の活躍に期待がかかる。
競泳で決勝を迎えるのは、瀬戸大也選手が出場予定の男子200mバタフライ。それに、大橋悠依選手が出場予定の女子200m個人メドレーだ。
正午からは野球がスタート。日本代表「侍ジャパン」が初戦で対戦するのはドミニカ共和国だ。7人制ラグビー男子は、この日で全順位が決定する。
日本の「お家芸」ともいえるのが平泳ぎ。この日は、競泳男子200m平泳ぎ決勝に「ポスト北島」とも呼ばれる佐藤翔馬選手が出るか注目。4月の日本選手権で世界歴代2位の2分6秒40を記録したばかりで、メダル獲得に期待がかかる。
体操は女子個人総合では、村上茉愛選手がメダルに挑む。卓球女子シングルス決勝は、世界ランキング2位の伊藤美誠(いとう・みま)選手が勝ち上がるか注目。バレーボール女子は強豪国のブラジルと対戦する。
Source: ハフィントンポスト
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