チューチュープリン。その名の通り、チューチュー吸って食べる(飲む)プリンなのだが、ご存知だっただろうか? 販売店の『プリーーーン!』が大阪・難波にあるから、もしかしたら東京よりも大阪の方がメジャーなのかもしれない。
どちらにせよ、それは小さな問題だ。大事なのは、チューチュープリンはオンラインでも買えるということ。手元に届いたら、とにかくチューチューと吸い倒せばいいということ。そして矛盾するようだが、吸う誘惑に耐えてこそ味わえる楽しみもあるということだ。
私がチューチュープリンを購入したのは東京・吉祥寺。実はこちらで、2月28日までの期間限定ストアがオープンしている。場所はキラリナ吉祥寺の2F。発酵バター専門店HANERUのポップアップスペース内だ。
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店頭での価格は1本400円(税込)だった。プリンと考えれば決して安くはないが、見た目がプリンっぽくなさすぎるために、「プリンと考えれば〜」との発想に至らない人が多いかと思う。
プリン以外の何か。というか、マヨネーズにしか見えない。開けてみれば、吸い口も完全にマヨネーズ。
ここに吸い付け!
——とのことなので、
遠慮なく……
……とやってまず感じたのは、「意外に甘くない」だった。確かにプリンではあるものの、固形のプリンに比べたら控えめ。それはまるで、見た目はエキセントリックなのに、実はめっちゃ謙虚な人のようなプリンである。
そしてこちら、プリンに付き物のカラメルがない。だからムラがなく、甘さが均一化されている。つまるところ、1度飲み始めたらゴクゴクいけるのだ。
ただし、ここで1つお伝えしたいのは、チューチュープリンはチューチューしなくても美味いということ。例えば、パンに塗って焼いてもめちゃくちゃ合う。味としては、フレンチトーストの “一番美味しいところ” のような感じと言おうか。
固形のプリンをパンに乗せて焼いたら甘すぎるところだが、チューチュープリンならではの “控えめな甘さ” がバランス的にちょうどいい。なので個人的には、チューチュープリンはチューチュー吸うよりもパンに塗る方がポテンシャルを発揮できる気がする。
よって、チューチューは控えめにしてパンに回したいところなのだが……先に述べたように「吸ってくれ!」と言わんばかりの形状。加えて、吸ったときに感じる優しい甘さ。それらを1度知ってしまうと、チューチューへの欲求は抗し難くなる。
結果的に……
ぜんぶ吸っちゃった
……となってしまう人が多いことだろう。なので、そうならないように適度な自制心を持って吸うのがオススメだ。吸いすぎ注意! と吸い倒してから気づいたので、これから買う人は参考にしていただきたい。
・購入したポップアップストアの詳細データ
住所 東京都武蔵野市吉祥寺南町2-1-25 キラリナ京王吉祥寺2F(発酵バター専門店HANERUのポップアップスペース内)
時間 10:00~20:00
期間 2021年2月12日〜28日
参考リンク:チューチュープリン「吉祥寺POP UP販売のお知らせ 」 「オンラインショップ」
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.