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イギリスのストリート・アーティスト、バンクシーは3月18日、イギリス・ロンドンのフィンズベリー・パークに描かれた壁画をインスタグラムに投稿し、自身の作品であることを認めた。2024年で初めての作品となる。
作品は、枝を大きく切られた木の後ろにある白い壁に大量の緑色のペンキが塗られ、まるで葉が多い茂っているように見える。
左下にステンシルで描かれた人物は高圧ホースと見られるものを持っており、人が緑のペンキを吹きつけたかのように表現されている。
この作品のタイトルは公開されておらず、様々な解釈が考えられている。
バンクシーは、これまで何度も自分の作品を使って気候危機に警鐘を鳴らしてきた。今回の作品を通して希望のメッセージを受け取る人もいるが、グリーンウォッシングへの警告と捉える人もいるようだ。
BBCのラジオシリーズ「バンクシー・ストーリー」のクリエイターでドキュメンタリー作家のジェームス・ピークさんは、「自然は苦境に立たされており、それが再び成長するのを助けるのは私たち次第だ」というメッセージは「明らか」だと述べた。
また、ピークさんはBBCで「一歩後ろに下がると、木に命が吹き込まれているように見えますが、明らかにフェイクで合成的です」と指摘した。
「今は春で、この木は葉を茂らせているはずだが、バンクシーは自転車で通り過ぎ、この木がいかにみすぼらしく見えるかを考えたに違いない」(ピークさん)
一方、バンクシーのインスタグラムの投稿には「ガザでの大量虐殺を取り上げなければ、バンクシーのアートは無意味になる」など、バンクシーがガザについてアートで触れていないことへの批判も寄せられた。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
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