メジャーリーグで投打二刀流の活躍を見せる、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手!彼の睡眠へのこだわりが、注目を集めています。4月は17連戦を皆勤賞で走り抜け、5月の13連戦に挑んでいる大谷選手。彼の体調管理に深く関係する睡眠について、詳しく目を向けてみましょう。
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目次
- 1. 試合開始2時間前、球場に現れず
- 1.1. 気になる試合結果は?
- 2. 睡眠は質より量!
- 2.1. きっかけは高校時代
- 2.2. 入部時に骨の成長をチェック
- 2.3. 大谷選手の検査結果は
- 3. 日本人の平均睡眠時間は?
- 3.1. アスリートの理想的な睡眠時間とは?
- 3.2. 8時間以上の睡眠が必要
- 3.3. 各競技のトップアスリートも
- 4. 大谷選手のルーティーン
- 4.1. 寝具は特注品!
- 5. 今後の活躍に期待!
試合開始2時間前、球場に現れず
大谷選手は5/10アストロズ戦のデイゲームに打者として出場予定でしたが、試合開始2時間前になっても球場に現れません。前日の夜にピッチャーとして先発登板したため、リカバリー(疲労回復)のため、直前まで睡眠をとっていたようです。
気になる試合結果は?
この日の試合は4-5と敗れましたが、大谷選手は9回裏に2ランホームランを打つなど、打撃が好調のようです!先発として7回を投げた翌日に、しかもデイゲームにDHで出場してホームラン。ハードスケジュールの中、二刀流を貫く大谷選手。素晴らしい活躍に嬉しくなるのはもちろんですが、その疲労はいかほどかと心配にもなります。
睡眠は質より量!
睡眠はアスリートにとって、リカバリー手段として必要不可欠なもの。「質より量」と「量より質」には、それぞれ意見があるかと思いますが、大谷選手にとっては「質より量」のようです!大谷選手の睡眠時間は、1日10時間以上も珍しくないそう。野球以外の時間で、大事にしているものは睡眠と話しています。
きっかけは高校時代
出身校の岩手県・花巻東高校では、エースで4番だった大谷選手。高校時代の監督の方針は、しっかりと睡眠時間を確保すること。高校2年生の頃は左足股関節のケガもあり、練習に参加できない時間を睡眠にあてていたようです。なんと大谷選手専用の睡眠部屋もあったそうですよ!入学当初は60㎏台だった大谷選手の体重は、睡眠・食事を意識的に充実させることによって、90㎏台まで増加しました。
入部時に骨の成長をチェック
花巻東高校の佐々木洋監督は、入部してきた全選手に肘のレントゲン撮影を行っていました。レントゲン写真から骨端線(こったんせん)が開いているかどうかを確認します。骨端線とは、骨の中央と骨の端の間にある軟骨部分です。これが開いていれば、これから身長が伸びていくということ。成長過程の選手が肘に過度な負担をかけると、ケガのリスクが高まります。各選手の成長度合いを確認していたのですね。
大谷選手の検査結果は
この検査を大谷選手も行ったところ、骨端線は開いていました。監督は大谷選手のピークは高校卒業後、22歳頃になるのではと考えたそうです。成長ホルモンの分泌、筋肉や骨の成長は夜に行われます。食事はもちろん、たっぷりと睡眠を取った大谷選手の体は大きく成長していきました。
日本人の平均睡眠時間は?
日本人の平均睡眠時間を調べてみました。2021年に経済協力開発機構(OECD)がまとめた統計によると、日本人の平均睡眠時間は7時間22分。欧米諸国に比べて約1時間も短いようです。日本人平均と大谷選手の睡眠時間の差は、なんと2時間半以上……。
アスリートの理想的な睡眠時間とは?
野球に限らず、各競技で日々トレーニングに励むアスリートたち。彼らに必要な睡眠時間は、どのくらいなのでしょうか?
8時間以上の睡眠が必要
8時間以上眠るアスリートは、ケガなどのリスクが低いという研究結果があります。ニュージーランドの様々な種目の大学生アスリートを対象とした調査を見ていきましょう。1年のうち8割の日数で8時間以上の睡眠を取った場合、ケガなどのリスクが2割低く、さらに睡眠の質が高い場合は4割リスクが低くなりました。
各競技のトップアスリートも
バスケットボールNBAのレブロン・ジェームズ選手は1日平均12時間の睡眠を取っているようです。また、サッカーのリオネル・メッシ選手やクリスティアーノ・ロナウド選手も、睡眠時間は昼寝を含めて10時間以上。各競技のトップアスリートも、睡眠時間を重要と考えているようですね。
大谷選手のルーティーン
メジャーリーガーの多くは、試合開始4時間前には球場入りするそう。個別練習、全体練習などを行い、試合に備えています。しかし、大谷選手の球場入りは1時間前を切ることもあるようです。リカバリーを重視し、多い時には12時間睡眠をとり、あとの4時間を体のメンテナンスに使います。1日は24時間、すると残りは8時間。この中に日々の試合出場や食事が入っていきます。他のアスリートと比べても特異なスタイルと言えますね。
寝具は特注品!
日本の寝具メーカー・西川は、特注のマットレスと枕を提供し、大谷選手の睡眠環境をバックアップしています!大谷選手はシーズン中、遠征先のホテルにも持ちこんでいるそう。今年のWBC期間、日本滞在時も愛用していたようです!特注というマットレスと枕、気になりますね。大谷選手は上半身の筋肉量が多いため、一般的なものよりも、枕はかなり高めにしているそうです。本人も「西川さんのおかげで毎日いいコンディションで望めるようになっている」と語っています。
今後の活躍に期待!
ここまでご紹介した通り、大谷選手は睡眠によって体を大きく成長させ、練習や試合で溜まった疲労を持ち越さないよう積極的にリカバリーしています。メジャーリーグの過酷なスケジュールを乗り切る姿を見ていると、睡眠の重要性が伝わってきますね!
まだまだ続くレギュラーシーズン、大谷選手にはたっぷり寝て、ケガなくシーズンを走り抜けてもらいたいですね。今後も彼のプレーを応援していきましょう!
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