冷たい大気中にお湯を撒き散らし、一瞬で大きな雲ができあがる−。
そんな動画がTwitterで話題になっています。
弟子屈くらいの気温になると、お湯が一瞬で雲になるんです。 pic.twitter.com/0ix6RyLKwm
— ファルコンまつばら@ゴルフクラブの製造・販売が本業です。キャンプ場は趣味です。 (@FalconMatsubara) January 10, 2022
投稿したのは、ファルコンまつばら(@FalconMatsubara)さん。
「弟子屈(てしかが)くらいの気温になると、お湯が一瞬で雲になるんです」と、冷たい大気中に熱湯を撒き散らし、雲を発生させる動画を公開しました。
北海道の弟子屈町は、摩周湖や屈斜路湖があり、温泉も豊富な町であるようです。
ツイートは1月11日午後2時時点で、1万7000回以上のリツイート、6万8000件のいいねを集め、「雲って作れるんだ」「手品みたい」との反響が広がっています。
冷水よりお湯の方が早く凍る「ムペンバ効果」
わかりやすいムペンバ効果の実験。
お湯は冷たい水より短時間で凍りやすいという現象で、1963年にタンザニアの中学生Mpembaが発表。最近、温度にむらがあるときに局所的に高温になった物質は、低温の分子状態にすばやく移行できるということが示されました。氷の雲がいい感じ。https://t.co/NOoEkfGTTlhttps://t.co/0RRlHffvJx— 荒木健太郎 (@arakencloud) January 11, 2022
ツイートを受け、映画「天気の子」の気象監修やNHKドラマの「おかえりモネ」で気象資料提供などを務めた雲研究者、荒木健太郎さん(@arakencloud)は「わかりやすいムペンバ効果の実験。
お湯は冷たい水より短時間で凍りやすいという現象で、1963年にタンザニアの中学生Mpembaが発表。
最近、温度にむらがあるときに局所的に高温になった物質は、低温の分子状態にすばやく移行できるということが示されました。氷の雲がいい感じ」と投稿。
冷たい水よりお湯の方が短時間で凍りやすい「ムペンバ効果」によるものだと説明しています。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「雲は作れる!」大気中に熱湯を撒き散らし、一瞬で雲を生み出す不思議現象が「手品みたい」と話題