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2025年4月から65歳になった高齢者などを対象に、ワクチンの定期接種を公費で補助することがニュースになっている「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」。
ストレスや疲れなどで免疫が低下することが原因で発症し、50歳以上は特に発症率が高いと言われているウイルス性の病気です。
作家で漫画家のこばやしたけしさん(@attake_)が自身の体験談をもとに描いたマンガ「眼の異常かと思ったら帯状疱疹だった話」が「他人事じゃない…」と話題になっています。
数年前の4月、右眼の上部と額あたりに“ピリピリ”とした不快感があり、眠れなかったというこばやしたけしさん。
翌朝に近所の眼科を受診したところ「帯状疱疹」であることが判明しました。
「今日中に必ず皮膚科に行きなさい」と念押しされて、紹介状を手に皮膚科へ。処方された薬が効き、症状はおさまったそうです。後日経過を診てもらいに眼科に行ったところ、「早めに処置できてよかったね。場所が場所だけに処置が遅れると『失明』する恐れもあるからね」と言われ戦慄したそうです。
帯状疱疹の予防には、ワクチンの予防接種が有効と言われています。自身の経験から、ピリピリする違和感があったらすぐに病院へ行くようマンガ内で注意を呼びかけました。
ハフポスト日本版は、こばやしたけしさんにマンガを描いた背景などを聞きました。
――今回のマンガを描こうと思ったきっかけについて教えてください。
とにかく今まで体感したことのない痛み・不快感でしたので、自分の体験談として残しておこうと思い描きました。一応、漫画家でもありますので、ざっくりとした感じではありますが、読みやすくまとめさせていただきました。
読んだことによって「帯状疱疹」のイメージを持ってもらえればなによりですし、もしこうした症状が出た場合、「ひょっとして前にマンガで読んだアレか?」と早めに受診するきっかけとしてお役に立てれば、と。
――その後、体調はいかがでしょうか?
幸い、現在まで再発はないです。再発しやすかったりするみたいですが、私の場合は、おかげさまで初動でうまく処置していただけたので後遺症もないです。本当に眼科医さんの診察に助けられました。
――今作品はさまざまな読者の声や体験談が寄せられていますね。
引用やリプでたくさんの体験談をいただきました。仕事が忙しかったり、長期休みで病院が開いていなかったり、救急に行くまでもないと自己判断してしまったりと、対処が遅れて後遺症に悩まされているという方がとても多い印象でした。あらためて本当に初動が大事なんだな、と感じました。
私も普段はちょっとした痛みや違和感では病院へ行かずに我慢してしまうところもありますが、今回は「眼」だったので大事をとって病院へ足を向けた次第です。これが他の箇所だったら行こうかどうか躊躇していたかもしれません。
――読者へ伝えたいメッセージがあればお願いします。
私自身もそうでしたが、「帯状疱疹」が深刻な病気でもあることがあまり知られていないと感じました。
私も「高齢になったら腰やお腹あたりにでる発疹みたいなもの」「ちょっと痛そう」ぐらいのイメージでした。
治療が遅れると失明や難聴を引き起こしたり、後遺症が残ったりするということが、もっと認識されてほしいです。
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「眼がピリピリする…」不快感で病院に行ったら、診断結果に戦慄。「帯状疱疹」について知ってほしいこと