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私たちが日々使っている外来語やカタカナ語。すっかり定着した言葉もあれば、実はよく分からずに使っているという単語もあるでしょう。
外来語を他の言葉で言い換えたいときは、国立国語研究所の「外来語言い換え提案」が参考になります。
「外来語言い換え提案」は、公共の場などで使われる少し分かりにくい外来語について、言葉遣いを工夫して分かりやすい言い換えを提案するもの。国立国語研究所の外来語委員会が2003〜2006年、計4回発表し、一覧にまとめました。
20年前の提案なので、一覧の中には、現在は定着している外来語もあるかもしれません。
「バーチャル」。この言葉の意味や、「日本語」で言い換えたら何というか知っていますか?
それでは見ていきましょう。
◇言い換え語
仮想
◇用例
テレビゲームや携帯電話の普及などによって子どもの実生活が分断され、子どもの世界にバーチャルな世界が侵入してきたのである。
◇意味説明
現実そっくりに作られ、あたかも現実の世界であるかのような様子
◇手引き
英語「virtual」は、表面上は違うが実質そのものである様子を意味しており、「実質上」などと訳されています。
一方外来語の「バーチャル」は、現実とそっくりではあるが仮想の世界である様子の意味で用いられており、英語と大きくずれた意味で受け入れられています。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
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