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帝国データバンクは12月10日、生鮮食品などの値上げを加味した食卓への影響度を示す「カレーライス物価指数」を発表した。
最新のカレーライス物価は1食あたり371円で、7カ月連続で最高値となったほか、コメ価格の高騰を受け、今後さらに値上がりする可能性があるという。
カレーライス物価指数は帝国データバンクが独自に試算・分析したもの。
ニンジンやジャガイモ、牛肉などカレーの具材や、電気・ガスなど水道光熱費の全国平均価格をもとにして算出した結果、10月のカレー1食当たりのトータルコストは371円になった。
370円を上回ったのは過去10年で初めて。前年同月より63円高く、7カ月連続で最高値を更新した。
考えられる要因は、コメの価格高騰の影響を受けた「ライス」の値上がり。10月の「ライス」価格は142円で、前年同月から51円値上がりした。
一方、カレーライス物価を構成する費用の内訳で最も費用が高い「カレー具材(肉・野菜)」は前年同月比13円増にとどまった。炊飯やガス調理などの「水道光熱費」「カレールー」の価格は横ばいだった。
また、東京都区部の物価動向をもとに予想した11月のカレーライス物価は、1食380円に到達する可能性があるという。
帝国データバンクは、「2024年産(新米)を中心に店頭価格ベースで値上がりの勢いに衰えがみられず、野菜類の値下げ効果を打ち消す形で強い価格上昇圧力が継続するとみられる」と指摘。
その上で、「電気・ガス代の反転上昇もみられ、カレーライス物価の押し上げ要因となる可能性もある。カレーライス物価は、年末年始にかけて大幅な高値圏での推移が予想される」と分析している。
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カレーライス物価⇨過去10年で初めての「370円」超。なぜ?年末年始にかけてさらに上昇も