【チケット転売問題】スタート社、サイト運営会社と裁判へ。情報開示請求の拒否に「徹底的に対策を講じる」

数多くのタレントと契約を結ぶSTARTO ENTERTAINMENTは12月9日、コンサートチケットの転売者に対し進めている法的手続きについて、公式サイトで現状について発表。一部チケット売買サイトの運営会社に対し、情報開示の裁判を進めていると明かした。

同社と、コンサートを主催するヤング・コミュニケーション(YC)の2社は、転売について法的措置を進めてきた。

声明では、「チケット流通センター」の運営会社に対し、高額転売目的でのチケットの出品者の情報開示請求をしてきたが、「任意の開示が拒否された」と説明。

10月18日付でYCを申立人として、東京地裁に発信者情報開示命令を求める申立を実施し、11月22日付で情報が開示された。

今後、出品者に対して、「不正転売行為に対する責任追及を行う方針で検討を進めております」としている。

また、「チケットジャム」の運営会社には、10月28日付で、Snow Manのコンサートチケットの転売(全1224件)について、発信者の情報開示請求を行ったという。

請求の中で、不正転売への対応業務の発生や、本来入場できない人物を入場させようとする行為がYCへの業務妨害・権利侵害にあたると主張。

だが、運営会社から「不正転売への対応業務を行うのは当然必要な行為であり、一般的な不正転売への対応業務の発生により直ちに営業権の侵害があるとはいえない」と、開示を拒否されたという。そのため、裁判に向けて準備を進めていると明かした。

同社は「YC社と協力のうえ、1人でも多くのファンの皆様に適正な方法でチケットが行き渡るようにするため、今後もチケットの不正転売に対して徹底的に対策を講じていく所存です」としている。

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