社会課題を考えるにあたって、持続可能性という言葉が欠かせない現代。バトンを引き継ぐ次世代のリーダーの育成や、未来世代が社会について学ぶ機会を提供する取り組みが進んでいる。
海外子女教育振興財団は、子どもたちと地球規模の課題について考えるオンラインイベント「JOES Davos Next」を実施している。
これまでに1万6000人が参加しており、第3回目の参加申し込みが始まっている。今回のテーマは「宇宙から学ぶ地球の問題」で、12月中旬から約3カ月にわたって開催される。
「JOES Davos Next」は、世界中の子どもたちがオンラインでつながり、地球規模の課題についてグループディスカッションやワークをおこなう未来世代のためのプロジェクト。
「Davos Next」という名称には、「世界のリーダーが地球の未来について議論するダボス会議のような場で、キーノート・スピーカーをつとめられる人財を育てたい」という願いが込められているという。
次世代を担う子どもたちが、世界的課題に対して関心を持ち、主体性を養い、異なる視点を持つ仲間と協働することで切磋琢磨しながら課題解決・改善に向けた取組を進めていく、そんなきっかけとなる学びの場を提供することを目指す。
イベントはPart1とPart2からなる2部構成となっており、Part1では、宇宙飛行士の山崎直子さんによる講演をオンデマンドで配信する。また、視聴した参加者から質問を募集し、山崎さんがライブで回答する(オンデマンド配信あり)。
講演内容は小学生高学年〜中学生を対象としたものだが、年齢を問わず受講可能なので、宇宙について興味や関心がある人にとって学びの一歩目としても活用できそうだ。
Part2では、Part1で学んだことを踏まえつつ、同世代の子どもたちとオンラインでグループワークを行い、宇宙の環境問題や平和利用、国際協力の重要性について深く考える(小学5年生〜中学3年生が対象)。高校生や大学生等がファシリテーターを務めるのも、このグループワークの特徴だ。
社会について学び、考え、疑問を持つこと、またそれを出発点に会話を始めることは、未来世代の今後にとって大きな財産になるだろう。
【イベント概要】
名称:JOES Davos Next 2024 ~GLOBAL STUDENT SUMMIT~「宇宙から学ぶ地球の問題」
日時:2024年12月中旬~2025年3月上旬
会場:オンライン
運営事務局:海外子女教育振興財団
主催:全世界日本人学校校長会、全世界補習授業校校長有志
特別協力:特定非営利活動法人Educe Technologiesの辻村 清行・東京大学大学院情報学環客員教授
後援 : 外務省、文部科学省、独立行政法人 国際交流基金、国際協力機構、日本貿易振興機構、自治体国際化協会
申込み・詳細は以下のリンクから。
https://www.joes.or.jp/kojin/jdnext
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
【申込開始】子どもたちと「宇宙から見た地球問題」を考える。第3回「JOES Davos Next」開催