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駅などで、自分より弱い相手に対してわざと体当たりする男性、いわゆる“ぶつかりおじさん”が問題になる昨今。漫画家・木崎アオコさん(@aokororism)による「向こうからぶつかって来たのに…」というタイトルの日常マンガが話題になっています。
いつもおっとり穏やかな夫との生活をマンガにしている木崎さん。『私のおっとり旦那〜変わったこと・変わらないこと〜』(講談社)として出版もしています。
ある日、帰宅した夫から「駅で“ぶつかりおじさん”を見た」と報告を受けた木崎さん。夫によると、“ぶつかりおじさん”は女性にぶつかったあと、よそ見をしながら夫にもぶつかったといいます。
しかし、“ぶつかりおじさん”が勢いよくぶつかったのは、筋肉質で硬い胸板を持つ夫。
その結果、“ぶつかりおじさん”は肩を押さえ、小声で「痛っ…」と呟いたのでした。
意図せず“自動成敗”してしまった夫に、コメント欄では「これは…ぷちスカッとですね」「俺も体重100キロだったとき同じことあったな、相手が吹っ飛んでた」「筋肉質なボディーはもはや壁…!」「硬い胸板に弾かれたんだね」と反響を呼びました。
木崎さんにマンガを描いた背景などを聞きました。
――今回の「向こうからぶつかって来たのに…」の漫画を描こうと思ったきっかけについて教えてください。
いつも『#私のおっとり旦那』というハッシュタグで夫婦生活の漫画を描いています。ただの夫婦エッセイの1つで、インターネット上で特定の誰かを叩くといった意図はありません。
――今回の出来事に対し、ご本人はどのようにコメントしていましたか?
帰宅した夫と夕飯を食べながら、「向こうからぶつかってきたのに、向こうの方が痛がってた…」と言ってて笑ってしまいました。最近筋トレで体を絞っているのでどこか誇らしげでしたね。
――大きな反響が寄せられています。
ただの夫婦エッセイの1つとして描きましたが、クスッと笑えたという反応よりは「スッキリした!」や「あるあるですね!」という反応の方が多くて少し驚きました。社会的な漫画を書いたつもりはなかったので…。
また、一部のリプライや引用リツイートで男性、あるいは女性叩きのためにこの漫画を利用してる方も(少数ですが)見受けられました。インターネットでは男女間の対立を煽って喧嘩する光景をよく見ますが、男だから害がある、女だから害がある、これだから女は、これだから男は、というような極端な暴論のぶつけ合いがなくなるといいなぁと思います。
読者の皆さんにはこれからも『私のおっとり旦那』を楽しく読んでいただけたら嬉しいです。
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