マクドナルドでの勤務経験が、アメリカ大統領選挙の争点の一つに?
米大統領選挙の共和党候補ドナルド・トランプ氏が10月20日、ペンシルベニア州にあるマクドナルドで働く姿をアピールした。
トランプ氏はフィラデルフィア郊外のフィースタービルにあるマクドナルドで、エプロンを着用してフライドポテトを揚げたり、ドライブスルーで商品を手渡したりした。
【動画】エプロンを着用して、マクドナルドでポテトを揚げたり商品を渡したりするドナルド・トランプ氏
一方、トランプ氏の訪問の間、店舗は一般客への営業を取りやめた。
このマクドナルドで働くキャンペーンは、民主党候補カマラ・ハリス氏への対抗だと見られている。
ハリス氏は大統領選挙で、学生時代にマクドナルドで働いた経験をアピールしてきた。一方トランプ氏は、ハリス氏のマクドナル勤務は嘘だと根拠なく主張してきた。
NBCによると、トランプ氏は20日も「彼女はマクドナルドで働いた、とても大変な仕事だったと経歴でアピールしてきた。フライドポテトを揚げる時は暑くて『とても大変だった』と言っていた。だけどマクドナルドで働いたことはないんだ」とハリス氏のマクドナルド勤務を否定した。
ハリス氏の選挙チームは、ハリス氏がハワード大学の学生だった1983年夏に、カリフォルニア州アラメダのマクドナルドで働いたと複数のメディアに伝えている。
トランプ氏がハリス氏のマクドナルド勤務を否定したことについて、ハリス陣営の広報担当イアン・サムズ氏は「トランプ氏は、追い詰められた時には嘘をつくことしかできない。彼は夏の間仕事をするということが理解できないのでしょう。何の苦労もなく何百万ドルを与えられて、それを浪費してしまったのですから」とNBCにコメントしている。
ニューヨークタイムズによると、ハリス氏は2019年に大統領選挙の民主党候補に立候補した時にも、マクドナルドで仕事をした経験を語った。ハリス氏はこの年にラスベガスのマクドナルドを訪れて、従業員とともに最低賃金を15ドルに引き下げるよう求めている。
トランプ氏は20日のマクドナルド訪問時に、最低賃金を引き上げるべきかを記者に聞かれた際「ここの人たちは一生懸命働いている。素晴らしい人たちだ。そして私は今、美しい過程を目にした」と述べて、直接的な回答を避けた。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
トランプ氏、マクドナルドで働く。エプロンをつけてポテトを揚げる姿をアピール