イスラエル軍による攻撃が続くパレスチナ自治区ガザ地区で、生まれたばかりの双子が、父親が出生届を役所に出しに行っている間に殺害された。
BBCなど複数の海外メディアが報じている。
死亡したのは、アッセルちゃんとアイセルちゃん。父親のモハメド・アブ・アル・クムサンさんが留守の間、イスラエル軍の空爆を受けて死亡した。わずか生後4日後のことだった。
2人のほか、アル・クムサンさんの妻のジュマナさんと、ジュマナさんの母親も死亡した。
アル・クムサンさんは、「何が起こったのかわかりません。砲弾が家に命中したと聞いています。子どもたちが生まれたことを祝う余裕さえありませんでした」と話している。
CNNの映像には、家族が殺害されたことを告げられ、膝から崩れ落ちるアル・クムサンさんの姿が映っている。AP通信は、一家がイスラエル軍の指示に従い、ガザ中心部に避難していたと報じている。
CNNによると、ジュマナさんは薬剤師で、昨夏にアル・クムサンさんと結婚。双子の出産後、ジュマナさんは子どもたちの誕生についてfacebookで「奇跡」だと報告していたという。
イスラエルは、イスラム組織ハマスが2023年10月7日にイスラエルを攻撃したことを受けて、軍事攻撃を開始した。
ガザの保健省によると、同日以降、イスラエルによるガザ攻撃で4万人近くのパレスチナ人が殺害され、子どもは1万6400人以上(うち115人が新生児)に上る。
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出生届の申請中、生後4日の双子と妻がイスラエル軍に殺害される パレスチナ・ガザ