警視庁の「避難所」で役立つライフハック5選。「缶詰を開ける」から「重い荷物を運ぶ」まで

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地震などの災害時や防災に役立つ情報を発信する警視庁災害対策課の公式Xアカウント(@MPD_bousai)。

ハフポスト日本版はいざという時のために、同アカウントのライフハックを知ってもらおうと記事で紹介してきた。

8月8日に気象庁が発表した「南海トラフ地震臨時情報」を受け、同アカウントが過去に公開した「避難所」で役立つライフハックを5つ紹介する。

①足先を冷やさない

冬に避難所で生活すると、足先が冷えることがある。

そんな時、靴下の上からアルミ箔を巻き、さらにその上に別の靴下を重ねて履くと、ふくしゃ熱で温まり、冷えを緩和することができるという。

警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) on X
冬場に足先が冷えて困った経験をした方も多いのではないでしょうか。そんな時は靴下の上から足にアルミ箔を巻いて、更にその上に別の靴下を重ね履きしてみてください。輻射(ふくしゃ)熱でホカホカになり冷えを緩和することができます。災害時など、もしものときのために。参考にしてください。

②缶詰を開ける道具がない時

避難所では非常食として缶詰が配られる時があるが、プルタブが付いていなかったり、プルタブが取れてしまったりすることもある。

その場合、缶詰のふたのフチをコンクリートやアスファルトにこすりつけると、フチの接合部分が取れる。ふたをとる時は、缶詰の中に砂などの異物が入らないよう注意しよう。

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災害時、プルトップ型ではない缶詰を道具が何もない状態で開けるには、どうすればいいでしょうか。それには缶詰のふたのフチを、コンクリートやアスファルトにこすりつけて下さい。缶詰のふたは構造上フチの接合部分が削れると取れるようになっています。女性や子供の方でも簡単にできますよ。

③防寒着を作ろう

着の身着のまま避難所に避難し、ダウンやコートなどの防寒着を持っていないーー。そんな時、近くにゴミ袋はないだろうか。

首周りと腕周りに合わせてゴミ袋を切るだけで、風や雨からも守る「即席防寒着」を作ることができる。

即席防寒着の中に新聞紙を入れると、さらに暖かくなるという。また、雨天時はリュックサックやカバンなどに袋をかぶせることで、雨から荷物を守ることができる。

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先日、子供の学校の防災新聞に「ゴミ袋で防寒着をつくろう」という記事が紹介されていたので作ってみました。必要なものは、大きめのゴミ袋とハサミだけです。感想としては、寒さだけでなく、風や雨からも体を守ることができ、また、雨天時はリュックサックを雨から守る等、色々なことに活用できます。

④新聞紙でゴミ箱

ゴミ箱に新聞紙をぐるぐると巻きつけ、少しねじった後に中に押し込むと、新聞紙ゴミ袋が完成する。

新聞紙は湿気を吸収するため、においを消す効果があるという。捨てる際も新聞紙を取り出すだけで簡単だ。

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自他共に認める不器用な私。新聞紙でゴミ袋を折るのは難しくて覚えられませんでしたが、私でも簡単にできる方法がありましたので紹介します。新聞紙には湿気を吸収し、臭いを消す効果があります。覚えておくと避難所生活で便利ですよ。捨てるのも簡単なのでぜひお試しを。

⑤手ぬぐいを活用した荷物の運び方

16歳の時に東日本大震災で被災した福島県警の警察官は、配給される水を手さげ袋に入れて連日持ち帰っていたが、その重さから手首を痛めた。そこで、手ぬぐいを使って袋を持つことにした。

四つ折りにした手ぬぐいを手首にかけ、まとめて軽く握る。手ぬぐいの末端を袋の持ち手に通して持つと、1リットルのペットボトル8本を軽々持ち上げられるという。

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私は #福島県 警察から警視庁に研修に来ています。16歳の時に福島県で東日本大震災により被災。配給される水等を手提げ袋に入れて連日持ち帰っていましたが、重さで手提げ部分が手首に食い込み激しい痛みが。そこで災害時の実体験を基に、手ぬぐいを活用した荷物の運び方を考えてみました。お試しを。

(この記事は1月6日に配信した記事を再編集しています)

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