今年は8月12日(月)の夜に極大を迎え、放射点が空高くに昇る翌朝の明け方にかけて多くの流星が出現する予想です。夜遅くには月明かりもなくなるため目視観測には好条件です。
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・母天体 :スイフト・タットル彗星
・今年の極大 :8月12日(月)23時頃
・日本での見頃:8月12日(月)夜遅く〜13日(火)明け方
ペルセウス座流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、12月のふたご座流星群とともに「三大流星群」のひとつに数えられ、観測できる流星の数は年間でも1・2位を争う流星群です。
活動の極大は12日(月)23時頃になると予測されていますが、日本では放射点(※)が空高くに昇る深夜〜13日(火)の明け方にかけて見られる流星が増えていく予想です。国立天文台によると、周囲の空が十分暗く見晴らしの良いところでは、1時間あたり40個ほどの流星を見られるチャンスがあるとのことです。
また、今年は夜遅くには月が沈むため、月明かりの影響がなくなることも目視観測には好条件です。
流星はペルセウス座の周辺のみに出現するわけではなく、夜空のどこにでも現れるため、できるだけ空を広く眺めるようにして見てみてください。
※放射点:流れ星(群流星)が飛び出してくるように見える天球上の点。
他の流星群と同様に、ピークの前後数日は普段よりも多くの流れ星を観測することができます。天気の関係等でピークの日に観測出来ない方は、その前後の日に観測するのも良さそうです。
1.期待できる流星数は遅い時間ほど増える
ペルセウス座流星群の放射点は明け方に最も高く昇ります。一般的に流星は放射点が高い時の方が多く流れるため、活動の極大時刻ではなく未明〜明け方に見られる数が多くなります。前後の日も同様に、未明〜明け方に流れる数が増加します。
2.明るい流れ星が多く、痕を残すものも
ペルセウス座流星群は明るい流れ星が多く、火球と呼ばれるひときわ明るい流れ星や、流星痕と呼ばれる痕を残す流れ星が出現することがあります。
3.寒くない時期の貴重な流星群
北半球では主な流星群が秋〜冬に多くなるため、真夏にピークを迎えるペルセウス座流星群は寒さをほとんど気にせずに観測できる貴重な流星群となります。夏休みの楽しみとして、虫除けなどをおともに観測してみてください。
台風5号の影響で、流星群の観測ができる地域は限られる見込みです。
全国的に雲が広がりやすく、観測には不向きな天気です。ただ、道北や関東南部、西日本の一部、南西諸島では、雲の隙間から流星群を観測できるチャンスがあるかもしれません。
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ペルセウス座流星群、2024年は8月12日が活動のピーク。見える場所、時間は?