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楽天証券(東京都)は7月5日、新NISAの使い方のヒントを提案する「NISAの使い方10箇条」を公開した。
投資で得られた利益が非課税になる少額投資非課税制度「NISA(ニーサ)」。2024年1月から新しくなり、非課税保有期間が無期限となったほか、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用が可能となった。
新NISAが始まって半年。楽天証券が考える「10箇条」とは何か。
楽天証券によると、新NISAは年最大360万円、生涯で最大1,800万円までの投資で得られた利益が非課税になる制度。
新しくなる前は、「つみたてNISA」か「一般NISA」のどちらかを選択する必要があったが、新NISAではどちらの投資も併用できるようになり、各金融商品への長期運用が可能となった。
一方、同社には多くの顧客から「つみたて投資枠と成長投資枠は併用したほうがいいのか」「iDeCoとの使い分けはどうしたらいいのか」「家族全体の資産で考えたほうがいいのか」などといった相談があるという。
そこで、指針を示して資産づくりに有効活用してもらおうと、次のような「楽天証券が考えるNISAの使い方10箇条」を公開した。
①まず「つみたて投資枠」から ‐成長投資枠は余裕があれば
②毎月一定額を積立 ‐収入の10%からが目安
③NISAで利益を非課税にする ‐複利効果を加速
④早くはじめる ‐それだけ運用に有利
⑤投資先は複数に分ける ‐タイプが異なる資産に分散
⑥長期で投資をつづける ‐短期の値下がりは気にしない
⑦NISAは必要なら売却 ‐非課税枠は翌年復活
⑧年金目的ならiDeCo ‐60歳まで引き出し不可
⑨状況に応じて銘柄を入替え ‐非課税枠復活を活用
⑩家族全員でNISAを使う ‐ひとり1,800万円をフル活用
楽天証券は、「大きな制度変更が行われた新NISAは、多様な使い方ができ、個人が豊かな老後を過ごすために必要な資産をつくるのに適した制度として注目を集めている」と指摘。
一方、自分に適したNISAの活用方法に疑問を持つ人も増えているという。
同社はこの10箇条について、「ご自身やご家族に適した活用方法を考えるきっかけになることを期待している」と発信した。
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楽天証券が「NISAの使い方“10箇条”」を公開。新制度から半年、利用の「ヒント」を提案