東京都知事選の投票日(7月7日)を前に、福祉実験カンパニー「へラルボニー」が、「やさしい投票ガイド」の活用をSNSで呼びかけている。
「やさしい投票ガイド」は、知的障害のある人が投票に行く際に、役立つ情報がまとめられたもの。
「字が書けなくてもOK」「メモを持って行ってもOK」など、投票に行く前に知っておきたい情報や、投票所で困った際に係の人に指さしで伝えることができるコミュニケーションボードなど、便利な内容がシンプルにまとめられている。
このガイドはもともと、知的障害のある作家のアート作品のライセンス管理などの事業を展開する「へラルボニー」が、2022年7月の参議院選挙に合わせて作成・公開したもの。
知的障害のある人が投票するにあたって直面する困難を可視化し、本人たちやその家族の1票を大切にするために同社が立ち上げたアクション「#CAREVOTE」の一環だ。
同社はメディアプラットフォームnoteで、「選挙権の行使を通じて政治に参加することができることは、人間としての尊厳が守られ、この国の主権者の一人として声をあげるための重要な権利」と語り、「本来、生活そのものに政治(福祉施策等)の影響を受けやすいはずの人たちの『選挙権』が当たり前の選択肢として保障されていない状況を、社会側の認識を、ヘラルボニーは、変えたいと思いました」と思いを綴っている。
「やさしい投票ガイド」はこちらからダウンロードすることができる。プリントして投票所に持って行くことも可能だ。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
知的障害のある人の投票を助ける「やさしい投票ガイド」を知っていますか?