1日の疲れを癒すリラックスタイムといえば「入浴」。
しかし、「風呂キャンセル界隈」という言葉がSNSでたびたび話題になるなど、「正直面倒だと感じることがある」という人や、メンタルヘルスの不調など、やむを得ない事情で入浴できない人も少なくない。
住まいの水まわり製品と建材製品を開発、提供するグローバル企業「LIXIL」は、「父の日にちなんだ入浴に関する意識調査」を発表。全国の20代から65歳までの726人を対象としたアンケートの結果から見えてきた、入浴に関する「本音」を紹介する。
【調査概要】
対象者:全国の20代~65歳男女726人(自身及び同居家族が浴室関連メーカー勤務者を除く、男女比:半数ずつ、年代:約70~80サンプルずつ、職業:不問、未婚:49.9% / 既婚50.1%、子供有:41.9% / 無:58.1%)
調査方法:インターネット
調査時期:2024年5月28日~6月2日
父の日にプレゼントを準備すると回答した人の中で、贈るプレゼントとして最も大きな割合を占めたのは、「食品・酒類」(62.6%)。次いで「服飾品(ネクタイ・靴下などの小物も含む)」(40.8%)、「健康・美容関連製品(シャワーヘッド等、入浴関連製品も含む)」(10.6%)となった。
「健康・美容関連製品」という回答の内訳を見てみると「マッサージグッズ」が最も多く(35.3%)、次いで「入浴関連製品(シャワーヘッド・ボディソープなど)」と「健康管理関連製品(血圧計・体重計など)」が同等で23.5%という結果となっている。父の日を通じて、家族の身体や健康を労わる人が一定数いることが伺える。
贈り物として「入浴関連製品(シャワーヘッド・ボディソープなど)」を選ぶ人も一定数いるなか、同社が2022年に実施した調査では、6割以上の人が「お風呂が面倒と感じたことがある」と回答していた。
今回の調査では「入浴を面倒に思うことがありますか」という質問に対して27.1%が「よくある」、44.8%が「たまにある」と回答し、前回を上回る7割以上を占める結果となった。面倒に思う理由としては、「疲れているから」が最も多く(51.7%)、次いで「眠いから」(27.2%)、「他にやりたいことがある」(16.7%)となった。
続いて、入浴を面倒に思ったときに実際にどのような行動を取るのか聞いたところ、「その日は入浴をやめる」と回答した人は17.6%、「いくつかの工程を省略して入浴する」人は25.1%となった。
面倒に感じていても入浴をする理由については「身体を清潔に保ちたいから」が最も多く(67.1%)、次いで「疲れをとりたいから」(25.6%)、「リラックスしたいから」(6.1%)となった。また、入浴を面倒に思ったときに「湯船につかること」を省略する人が34.4%と最も多く、次いで「髪を洗うこと」(24.4%)、「ボディソープなどを泡立てて身体中を洗うこと」(15.3%)を省略する人が多いことがわかった。
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7割以上が「入浴が面倒」と感じることがある?「父の日」調査から見えてきたこと