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イギリスを訪問している天皇陛下が6月26日、チャールズ国王夫妻が主催する晩餐会でのスピーチの中で、東日本大震災や「奇跡の一本松」に触れた。
天皇陛下は、イギリスにある世界最大級の種子保存機関「ミレニアムシードバンク」に、日本の岩手県からアカマツなどの種子が寄贈されたと説明。
その中に、東日本大震災の津波被害に耐えた岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」と同じ種類のマツの種子が含まれていると伝えた。
岩手からイギリスへと渡った種子が「将来長きにわたって、震災からの復興・再生、そして日本と英国の友好関係の象徴として保存されると私は信じています」と締め括った。
天皇陛下は、ときおり隣に座っているチャールズ国王に目をやりながら、晩餐会の出席者に言葉を投げかけていた。
東日本大震災や「奇跡の一本松」に触れた発言全文は以下の通り。
日本のアカマツや他の植物の種子が、岩手県から「ミレニアムシードバンク」に寄贈されたと聞いています。
そこには、東日本大震災によって数万のアカマツが壊滅してしまった高田松原で、津波被害から唯一耐え抜いた「奇跡の一本松」と同じタイプのマツ(の種子)が含まれています。
寄贈された種子は、将来長きにわたって、震災からの復興・再生そして日本と英国の友好関係の象徴として保存されると私は信じています。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
天皇陛下、英国王主催の晩餐会スピーチで「奇跡の一本松」や東日本大震災に触れる