米歌手テイラー・スウィフトさんは最近、世間から「泥棒」呼ばわりされ始めているようだ。
なぜ…?
特に多くの女性から批判的な目を向けられているその理由に迫ってみよう。
スウィフトさんは4月19日にアルバム『The Tortured Poets Department』をリリースして以降、ジャケットやボーナストラックなどが異なる複数のバージョンを次々と発売し続けている。
米歌手ビリー・アイリッシュさんが、米ビルボードの取材に「売り上げを伸ばすために複数種類のレコードを発売するのは無駄」と話した際は、ファンたちから、スウィフトさんのことを指したのではないかと憶測する声が上がった。
アイリッシュさんは4月、新アルバム『Hit Me Hard and Soft』を5月17日にリリースすると発表。その後スウィフトさんは、その前日に、3つのバージョンで『The Tortured Poets Department』を発売した。SNS上では大きな話題となり、スウィフトさんを「よくばり」と呼ぶファンもいた。
【こちらもおすすめ】テイラー・スウィフトの収益策が緻密すぎ。ファンからも「資本主義の女王」と批判されるその方法とは
それだけではない。
英ガーディアン紙では、6月14日の週にCharli XCXさんのアルバム『Brat』がイギリスで1位になると予測していた。だがスウィフトさんは同時期に、イギリス限定の6種類のアルバムをリリース。スウィフトさんが首位となった。
SNSではスウィフトさんの戦略をSNS上では「もううんざり」といった声が上がった。
◆
スウィフトさんは、ビリー・アイリッシュさんとチャーリー・XCXさんがチャートの首位を獲得するのを阻止しようとしてるようにも見える。それは悲しいことだ。
すでに音楽界で絶大な地位を確立しているスウィフトさんが、チャートの首位をとり続けるためにこのような戦術を使うことは、利己的にさえ感じられる。スウィフトさんはすでに多くの功績を残し、巨大なファンベースを持っているのだから。
【こちらもおすすめ】「生成AIモデル」のミスコンが開催。最終選考に進んだリアルすぎる10人がこれだ<画像>
スウィフトさんは、新たな才能のあるアーティストたちへの注目を妨げたりせず、彼らの才能を祝福し受け入れるべきだ。自身の成功を味わい、新たなアーティストたちを支援してほしい。そうすることで、誰もが平等にスポットライトを浴びることができる、より包括的で協力的な音楽界を作ることができるだろう。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
テイラー・スウィフトの戦略に「うんざり」の声。「他の女性アーティストの成功を阻止」と批判される方法とは