「タイヤマルゼン♪」CMのセンターが社長になっていた。本人に「タイヤ転がし」CM誕生秘話を聞いた

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「タイーヤマルゼン、タイヤマルゼン♪」のCMでおなじみの自動車用品販売会社マルゼンホールディングス。元祖CMに出演していたタイヤを転がす3人のセンター役が、出世して社長になっているとXで反響が広がっています。

そこに、本人の米岡功二さん(@yoneoka_koji123)が反応してさらに話題になっています。

同社は米岡さんの祖父・善祐さんが起業し、米岡さんが三代目。いまも全国でCMを流していると言います。

よね社長@タイヤを転がす人 (@yoneoka_koji123) on X
タイヤを転がし続けて16年。さすがに16年も転がし続けたら老けます。ちなみに、懐かしいTVCMと言われておりますが、現在も全国でCMを流しております。木曜ドラマ提供です。

ハフポスト日本版は、代表取締役の米岡さんにCMの製作の裏側などを聞きました。

最初にXユーザーの投稿を見て、想像以上にバズっていたので純粋に驚いたという米岡さん。「有難う御座います。バズってますね」と普通の反応をしましたが、その後自身の引用ポストも同様に拡散され、「ここまで伸びるなら普通のコメントではなく、もっとしっかり考えたコメントを書けばよかったなと反省しております」と振り返ります。

当時の撮影秘話を聞くと、人々の記憶に残り愛され続けるCM作りをするために試行錯誤の連続だったそう。「タイヤ=マルゼンを簡単に覚えてもらい、さらにリズムに乗せて、タイヤを転がしながら笑顔で画面に向かってくるという斬新でユーモアなCMが当たるかは半信半疑でした」とのこと。

その結果、初めてCMを流してから数カ月でネット上で広く拡散され話題に。

「CMを真似したお子様や芸人さん達の動画を多く目にすることが増えました。CMの印象についてもちろん賛否あり、うるさいとか奇妙な動きだとか安っぽいCMだと否定的な意見もあったものの、老若男女に愛され多くの好評を得られる事に成功を確信し、CM継続を決断いたしました」

それから16年。今現在も愛されるCMとして世に知られています。

社長になった経緯については、「入社後に現場経験を積むのはもちろんですが、後継者として経営などを学ぶスクールにも通っておりました。日本では家族経営や世襲に対する印象があまり良くありませんが、大切なのは事業を継続して地域社会に貢献すること」だそうです。

「多くの世間のイメージでは息子は努力せずとも敷かれたレールで社長になっただけだと厳しい反応もありますが、自分の使命を全うしたいと思っています」と意気込みを語りました。

反響については 「驚きの反応を見て、自分への期待や責任を再認識できたとともに、それらの期待に対して応えていかなければならないという強い使命感を感じました。また応援の言葉も多かったので素直に嬉しく思っております」と話していました。

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「タイヤマルゼン♪」CMのセンターが社長になっていた。本人に「タイヤ転がし」CM誕生秘話を聞いた

Haruka Kamiura