5月14日に配信開始されたiOS 17.5において、「数年前に削除した写真が復活するバグ」があるとの指摘が海外であがっていましたが、この問題の詳細についてアップルは米メディア9to5Macに説明していました。
問題のバグは当初、iCloud写真の同期で問題が起きているのではないかとみられていましたが、アップルの調べによるとiCloud写真として復活した写真はそもそも同期されていなかったとのことです。
ではなぜ写真が復活したのかと言うと、デバイスにデータとして残っていたためです。
データベース上は写真が削除されているように見えていますが、その端末を使い続けているか、他のデバイスにデータを移行する際にバックアップからの復元、デバイス間の転送、iCloudバックアップからの復元を実行するとデータがすべてコピーされるため、デバイスを新しくしても写真が復活してしまうことがあったというわけです。
また、この問題が報告されるなかで「完全消去して売却したiPadで復活した」との報告もありましたが(現在は報告者が投稿を削除済み)、アップルによるとこちらは誤りだということです。
デバイスを完全に消去すると、すべてのファイルとコンテンツが永久に削除されるため、古い写真が復活することはないとのことです。
米メディア9to5Macでは、問題の投稿者は正しい手順通りに削除を行わなかったか、Redditのカルマポイントを稼ぐために嘘の投稿をしたのではないかとみているということです。
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アップル、iOS 17.5の写真復活バグは「非常にまれに同一端末でのみ起きていた」と海外メディアで説明