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動物の赤ちゃんがかわいいからと写真に収めようとし、母ヘラジカに蹴られて1人が命を落とす事故があった。
アメリカ・アラスカ州警察が発表し、CBSニュースなどのメディアが報じている。
発表によると、5月19日午前11時52分、州警察に成人男性がメスのヘラジカに襲われたとの通報があった。現場に到着した救急隊員によってその場で死亡が確認された。ヘラジカの親子はすでに立ち去った後だった。死因については、ヘラジカに蹴られたり踏みつけられたりした可能性があるが、詳細はわかっていないという。
CBSニュースによると、亡くなったのは地元在住で70歳のデール・コーマンさん。森で生まれたばかりのヘラジカの赤ちゃんの写真を撮ろうとしたところ、母ヘラジカに襲われたという。
◾️写真説明:ヘラジカに襲われて亡くなったデール・コーマンさん
ヘラジカは鹿の仲間で、地面から肩までの高さが1.5〜2メートル、体重は820キロほどにもなる巨大な動物だ。短距離であれば時速約50キロで走ることができるという。
◾️動画説明:車と比べるとヘラジカの巨大さがよくわかる(コーマンさんを襲ったヘラジカとは関係ありません)
地元メディアのアンカレッジ・デイリー・ニュースは、コーマンさんの子どもがSNSにつづったメッセージを紹介している。父親を亡くしたことについて「いい写真を撮ろうと自宅敷地内の森を友人と歩いていた時に事故が起きました。父は自然を熟知していて、危険を甘く見ていたわけではありません。危険を知りながらもすばらしい写真を撮ろうと森に行き、その危険に巻き込まれてしまったのです」と述べているという。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
巨大生物の赤ちゃんの写真を撮ろうとして襲われ死亡。家族は「危険を知りながらも巻き込まれてしまった」