【こちらもおすすめ】ミスUSAが辞退「新たな章の始まりに過ぎない」。メンタルヘルス理由に
アメリカの情報番組「Good Morning America」に5月14日、2023年のミスUSAとミス・ティーンUSAの母親たちが出演。娘たちが運営団体のマネージメント陣からいじめを受けていたと語った。
ミスUSAのノエリア・ヴォイトさんとミス・ティーンUSAのウマソフィア・スリヴァスタヴァさんは、約1週間前にタイトルの辞退を公表していた。ヴォイトさんは、メンタルヘルスのために辞退するとSNSで発表。スリヴァスタヴァさんはその2日後、「ミスUSA」の運営団体の方向性と自分の価値観が合わなくなったとして辞退した。
スリヴァスタヴァさんの母親は番組で、「子どもたちの夢の仕事が悪夢になった」と語った。
スリヴァスタヴァさんはマネージメント陣からいじめられ、個人的なSNSアカウントも監視されていたと母親は訴えた。
「虐待され、いじめられ、追い詰められていたのです」
SNSでヴォイトさんが辞退を公表した後、投稿文の各文章の頭文字を繋げると「I am silenced.(私は沈黙させられている)」と綴られているとフォロワーが指摘。注目を浴びた。
ヴォイトさんの母親は、そのメッセージが意図的なものかどうかは肯定も否定もできないとしつつも、ヴォイトさんは沈黙させられていると語る。運営組織などに関する内部情報を公表しないよう、ヴォイトさんは運営側と秘密保持契約を交わしており、それが解除されなければ「残りの人生もそのままでしょう」と述べた。
同番組が入手した、ミスUSA運営団体宛にヴォイトさんが提出したという辞表には、ヴォイトさんは担当者がおらず、危険を感じ、セクハラを受けることにつながったと書かれている。またクリスマス・パレードでも、男性から望まない誘いを受けたと述べている。
ヴォイトさんの母親は番組で、「その誘いが娘を、とてもとても不快にさせた」と語った。
辞表によると、ミスUSA運営団体の会長であるレイラ・ローズ氏はヴォイトさんに、人々が彼女に何か言うことを防ぐことはできないと話したという。
同番組の取材に対し、ミスUSA運営団体からの迅速な返答はなかったというが、「すべての出場者のために、健全で、会話がしやすく、協力的な環境を整えることに全力を尽くしている」と述べたという。
母親2人は、自分の子どもたちのような経験をしてほしくないと述べ、女性たちはコンテストに出場することをやめるべきだと語った。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
米ミスコン優勝者2人が立て続けに辞退 母親らが運営側による「いじめ」を主張