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猫を飼っている人なら誰しもが思い当たる「あるある」な行動が、猫を絶望のどん底に突き落とし、飼い主を悲しませることになったーー。奇跡的な結末に、「ハッピーエンディングでよかった」と話題になっている。
地元テレビ局KSL-TVが報じ、サクラメント・ビーやピープル誌なども取り上げている。
KSL-TVによると、 飼い主の肝を冷やしたのはアメリカ・ユタ州で暮らしていたガリーナという名前の三毛猫。室内飼いのガリーナが4月10日、こつぜんと消えた。飼い主は友人らの助けも借りて家中を探して回ったが、見つからない。近所や隣接する地域も捜索したが、どこにもいなかった。
悲嘆に暮れる飼い主のもとに7日後、1000キロほども離れたカリフォルニア州から1本の電話がかかってきた。
ガリーナに装着されていたマイクロチップから飼い主の情報を知った獣医からだった。
こんなにも遠くで発見されることになった原因は、猫がよくやる行動だった。
ガリーナが姿を消す前、飼い主は自宅で靴の試し履きができるサービスを利用していた。つま先に金属が入った安全ブーツを何足も試着した後、返品する靴箱5つを大きな段ボール箱に入れておいた。
その段ボール箱の誘惑にガリーナは抗えなかった。
箱に忍び込んでしまったのだ。安全ブーツに重みがあったせいか、飼い主はガリーナに気づくことなく、箱を閉じて発送してしまった。
サクラメント・ビーによると、カリフォルニア州にあるAmazonの物流センター従業員が作業のために段ボール箱を開けたところ、中にいたガリーナを発見し、動物病院に運んだという。
ガリーナはユタ州の自宅を離れてから食べ物も飲み物もない箱に閉じ込められていたため、脱水症状ではあったが、命に別状はなかった。
獣医から連絡受けた飼い主夫婦は18日、飛行機でガリーナを迎えに飛んだ。飼い主を待つガリーナは、不安と恐怖が強かったのか、緊張で体に力が入っているように見える。
無事に再会を果たし、飼い主に抱っこされてもしばらくは緊張が解けない様子だ。
もし真夏や真冬だったら、ガリーナは命を落としていたかもしれない。
飼い主は地元テレビ局の取材に「見つけてくれた人が猫に詳しかったこと、段ボール箱に切れ目があってガリーナが酸欠にならずにすんだこと、天候が暑すぎもせず寒すぎもしなかったこと、マイクロチップを装着していたこと、みんなが親切だったことなどいくつもの奇跡が重なった」と愛猫が生きて戻ってきたことへの感謝を述べいている。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「猫あるある」があわや命取りに。こつぜんと消えた愛猫、飼い主は1000キロを飛んだ【動画】