私たちが日々使っている外来語やカタカナ語。すっかり定着した言葉もあれば、実はよく分からずに使っているという単語もあるでしょう。
外来語を他の言葉で言い換えたいときは、国立国語研究所の「外来語言い換え提案」が参考になります。
「外来語言い換え提案」は、公共の場などで使われる少し分かりにくい外来語について、言葉遣いを工夫して分かりやすい言い換えを提案するもの。国立国語研究所の外来語委員会が2003〜2006年、計4回発表し、一覧にまとめました。
20年前の提案なので、一覧の中には、現在は定着している外来語もあるかもしれません。
「サプリメント」。この言葉の意味や、「日本語」で言い換えたら何というか知っていますか?
それでは見ていきましょう。
♢言い換え語
栄養補助食品
♢用例
「野菜や果物が不足気味」と判定され、数種類のサプリメント(栄養補助食品)を食事に合わせて取るように指示された。
♢意味説明
通常の食事だけでは不足しがちな栄養を補うための食品
♢
手引きとして、サプリメントの形状には錠剤・カプセル・粉末・液体など様々なものがありますが、液体のものの場合は「栄養補助飲料」と言い換えることもできます。
1990年代後半から一般化されるようになり、急速に普及が進みました。しかし、60歳以上では理解できない人も多い語でもあるので、言い換えや説明付与の必要性は高いと考えられています。
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【解説】「サプリメント」の意味や言い換えは?ビジネスシーンにも役立つカタカナ・外来語の取説