湖池屋のポテチやスコーンなどの賞味期限が延長に。一体なぜ?その理由や安全性を説明

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湖池屋は4月5日、ポテトチップスやスコーンなどスナック菓子の賞味期限の延長と、表記を年月日から年月のみに変更したと発表した。

対象の商品は、「ポテトチップス」や「湖池屋プライドポテト」などのポテト系の商品と、「スコーン」などコーン系の商品のようだ。

それぞれ4月1日以降の製造分から賞味期限を2カ月延長。ポテト系商品は6カ月の年月日表示から「8カ月の年月表示」に、コーン系商品は 8カ月の年月日表示から「10カ月の年月表示」になった。 

湖池屋のポテトチップス

湖池屋が賞味期限を延長した理由は?

湖池屋は賞味期限の延長と年月表示への変更の理由について、食品ロスの削減と物流の効率化のためだと説明した。

日本で発生している食品ロスは年間約523万トン(2021年度)。食品業界で習慣となっている「3分の1ルール」によって、納品期限、販売期限、賞味期限それぞれの段階で破棄が発生することがあり、消費者の手に届く前に販路を失うものも多い。

湖池屋は、賞味期限が伸びることで、サプライチェーン全体での食品ロス削減を期待しているという。

また、賞味期限を年月で表示することで、「配送・保管・物流の効率化、日付逆転の削減など、売り場での作業効率改善に寄与することを目指します」と説明した。

食品業界の商習慣「3分の1ルール」

賞味期限を延長して安全性は大丈夫?

湖池屋は今回、期限表示設定基準を見直し、「従来の保存試験データの再検証」と「従来の賞味期限から1~3カ月後の製品の検査」を実施。その結果、2~3カ月の賞味期限の延長が可能だと確認したという。

こうした動きは他社でも広がっており、カルビーは2019年からポテトチップスの賞味期限を2カ月延長した。

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