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今年もやってきた桜の季節。職場で開催される花見が楽しみな人もいれば、頭を悩ます人もいるのではないでしょうか。
ライボが運営するキャリアや転職に特化した調査機関「Job総研」が、社会人を対象に職場の花見に関するアンケートを実施。606人から回答を得て、その結果を「2024年 職場の花見実態調査」として3月11日に発表しています。
上司や同僚と花見に行きたい人は、どれくらいいるのでしょうか。職場の花見に対する社会人の本音を、早速見ていきましょう。
「2024年の職場の花見の開催予定」に関して、88.7%が「開催なし」と回答する結果に。コロナ禍を経て、大人数で会食ができるようになった現在でも、職場をあげて花見を開催する会社は15%にも満たないことが分かりました。
さらに、「今後、職場の花見が開催される場合の参加意欲」に関して、「全く参加したいと思わない」が23.4%、「どちらかといえば参加したいと思わない」が19.3%、そして「参加したいと思わない」が18.0%と、参加意欲が低い層が過半数を占めました。「とても参加したいと思う」はわずか7.8%です。
また、参加したくないと回答した368人は、その理由に「プライベートを優先したい」「休日を使いたくない」「気を使うのが疲れる」などを挙げています。貴重な休日を、わざわざ職場の集まりに充てるのに気が進まない人が少なくないようです。
「職場の花見に対するイメージ」については、以下のような回答が見られました。
「立ち回りを気にする」…37.3%
「新人が頑張る催し」…32.0%
「場所取りに全力を注ぐ」…31.2%
「昭和の雰囲気のある催し」…28.1%
「気配りすることが多く楽しめない」…26.9%
「令和では流行らないと思う」…25.7%
「仕事以外の一面を知れると思う」…17.3%
「上司と部下の交流を深められると思う」…13.0%
「1度は経験してみたいと思う」…10.2%
周囲への気配りや場所取りなど、決してポジティブとは言えないイメージが多数を占める結果に。仕事以外の場で上司との交流を深められる点に魅力を感じる人は、たったの13%でした。
さらに、「職場の花見は仕事に入るか」という質問では、「仕事である」と答える人が6割を占めました。花見は決して息抜きの場ではない、と考える人が多いようです。
職場の花見への時代的なイメージについて、「昭和のイメージ」と答えた人は77.1%。同僚同士で花見に行くことに関して、令和でも違和感がないと考える人は、全体の4分の1にも満たないことが明らかになりました。
また、今後の職場の花見がどうなっていくと思うかも調査。その結果、「無くなっていくと思う派」が85.8%と多数を占める結果になりました。
もはやポジティブなイメージが薄い職場の花見。今後は衰退の一途をたどるのかもしれません。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
花見の場所取りは新人の仕事?職場の花見に参加したい?もはや「昭和」との声も…【社会人606人の本音】