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お笑いコンビ『サンドウィッチマン』の伊達みきおさんが3月11日、ブログを更新し、震災から13年が経過した今の思いをつづった。
伊達さんは震災当時、宮城県気仙沼市での番組中のロケの最中に被災。当時について、「震度6強の地震、そして大津波。14時46分…海の目の前で地震。番組スタッフの的確な判断により高台へ避難。それまで我々がいた場所には、6メートルを超える大津波が襲いました」と振り返った。
14年連続で毎年、3月11日を気仙沼で迎えているといい、「もしかしたら、逃げ遅れたり逃げる場所を間違えてたら…。そんな事を、この日は必ず思う」ともつづった。
また、被災者に向けて「ご家族やご友人を亡くされたご遺族、そして未だ行方不明になっている2500人以上の方々のご家族やご友人にとって、13年前の気持ちと変わらないと思う。前を向く事も大事だけど、振り返って待つ事もしないとね。ゆっくりと」とメッセージをしたためた。
また報道に対して「もっと、福島の沿岸部の現状を知らせてほしいです。NHKの番組では色々とやってますが、原発の廃炉に向けての作業がなかなか進んでない事や、このままだとあと30年か40年かかるとか」と指摘。
「そうなると、震災を知らない次の世代の人達がその作業をしなければならないって事。現在も、帰還困難区域があるとか。。知らなければいけない事が沢山あるはず」と記した。
1月1日には能登半島地震が起こり、石川県によると3月8日時点で県内の死者は241人となった。
伊達さんは「今、全国で地震が相次いでます。能登で大きな地震があり、また必ずどこかで大きな地震があると言われてます。怖いですが、全員が何となく常に警戒しておくべきなんだと思います」とつづった。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「前を向く事も大事だけど…」3.11で被災したサンドウィッチマンが、東日本大震災から13年の今思うこと