私たちが日々使っている外来語やカタカナ語。すっかり定着した言葉もあれば、実はよく分からずに使っているという単語もあるでしょう。
外来語を他の言葉で言い換えたいときは、国立国語研究所の「外来語言い換え提案」が参考になります。
「外来語言い換え提案」は、公共の場などで使われる少し分かりにくい外来語について、言葉遣いを工夫して分かりやすい言い換えを提案するもの。国立国語研究所の外来語委員会が2003〜2006年、計4回発表し、一覧にまとめました。
20年前の提案なので、一覧の中には、現在は定着している外来語もあるかもしれません。
「コンファレンス」。この言葉の意味や、「日本語」で言い換えたら何というか知っていますか？
それでは見ていきましょう。
♢言い換え語
会議
♢用例
21世紀の金融ビジネスの戦略について議論するコンファレンス（会議）を開催します。
♢意味説明
特定の問題について検討する会議
♢
手引きとして、「会議」という表現では意味が広すぎると感じた際には、内容に合わせて「検討会議」や「研究会議」などの言い換えも可能だそう。
具体的な会議の名称を表す際、「○○コンファレンス」という表現を用いることも多いが、公的機関の場合は「会議」や「検討会議」という具体的な言葉で説明する配慮が必要だとしています。
「カンファレンス」は、アメリカのバスケットボール、フットボール、野球などに関する競技会や組織、制度の名称を表すときに用いられることが多い。スポーツになじみのない人が多く集まる場では、「競技会」などの言葉を用いることが望ましいそうです。
また、「カンファランス」は、医療の現場で症例検討会を指す言葉としてよく用いられるそうで、「症例検討会」と言い換えることができます。
オリジナルサイトで読む ： ハフィントンポスト
【解説】「コンファレンス」の意味や言い換えは？ビジネスシーンにも役立つカタカナ・外来語の取説