3月にお買い得になる野菜とは?
「2月はじめに一度値上がりしたキュウリですが、徐々に下がってきています。3月は基本的に安くなるでしょう。
ホウレンソウのような葉物類も含め、ブロッコリーなどの露地野菜は、暖冬の影響で出過ぎなぐらいで、価格もずっと安定して安かったと思いますが、3月は少し落ち着くでしょう。
この時季のポイントとなるキャベツも春ものの出来がまあまあ良いです。心配があるとすれば、冬ものから春ものに変わるときに端境期(はざかいき)ができたり、もし大雪などになれば影響が現れることでしょう。
今のところ大きな問題はありませんが、ブロッコリーやダイコンなども端境期や天候の荒れに左右されそうです。
ジャガイモは、北海道産が昨夏の高温の影響でよくなかったので、早めに終わります。新ジャガは産地が西の方で天気もよかったので、生育がよく価格も安定しそうです。
ただ、ここのところ悪天候が収穫・出荷に影響して、出回りが少ない状態になっています。新ジャガは、雨が3、4日も続くと収穫できずに流通量が減りかねないのです」(秋葉社長)
ナノハナやサヤエンドウなどの春野菜も気になります。
「今年は、全般的に出回りが早いです。ナノハナやサヤエンドウ、スナップエンドウなどの春野菜は、2月に一気に出て、今は落ち着いています。少し天気が悪かったりしましたが、大きな被害はありませんでした。去年は低温の影響もありましたが、今年はこのままなら問題ないでしょう」(秋葉社長)