機内トイレで盗撮した疑いで大手航空CAを逮捕。被害者は未成年、4件の余罪についても捜査

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アメリカン航空の客室乗務員(CA)が、勤務で搭乗していた航空機内のトイレで未成年を盗撮したあるいは盗撮しようとした疑いで逮捕された。マサチューセッツ州連邦検事局が1月18日、発表した。

この事件で、ノースカロライナ州在住で36歳のエステス・カーター・トンプソン3世が起訴された。同被告はこのほかにも勤務する機内のトイレで未成年の女性4人を盗撮した疑いが持たれている。

起訴状によると、事件が起きたのは2023年9月2日。ノースカロライナ州シャーロット発マサチューセッツ州ボストン行きのアメリカン航空にCAとして搭乗していた被告が、機内トイレで14歳の女性乗客を盗撮したか盗撮しようとした。

離陸後、半分ほどの距離を飛んだところで、この乗客は座っている席から一番近いトイレに行こうとした。使用中だったため並んで待っていたところ、被告からファーストクラス専用のトイレに案内された。

被告は手を洗うと言っていったんトイレに入り、それから乗客に利用を促した。

被告の後にトイレに入った乗客は、トイレのふたが開いており、そのふたに赤いシールが貼ってあることに気づいた。赤いシールの下には被告によって動画を撮影するためのiPhoneが仕込まれていた。

不審に思った乗客が、自分の携帯電話で赤いシールと貼り付けられたiPhoneの写真を撮った。

https://twitter.com/FOXLA/status/1703065017380204819?ref_src=twsrc%5Etfw

被害者から写真を見せられた両親は別のCAに伝え、報告を受けた機長が捜査当局に連絡した。

被害者の父親が被告に詰め寄ったところ、被告はiPhoneを持ったままトイレに3〜5分ほど閉じこもった。ボストンの空港に着くとすぐに警察が被告のiPhoneを確認したが、初期化されていたという。 

FBI(連邦捜査局)は被告について、無防備な子どもをターゲットにし、自己満足のために性的搾取を行っていたと指摘。少なくとも5回のフライトでこのような行為を行っていたことから考えて、計画的な犯行とみているとしている。

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