あわせて読みたい>>【解説】「グローバリゼーション」の意味や言い換えは?ビジネスシーンにも役立つカタカナ・外来語のトリセツ
私たちが日々使っている外来語やカタカナ語。すっかり定着した言葉もあれば、実はよく分からずに使っているという単語もあるでしょう。
外来語を他の言葉で言い換えたいときは、国立国語研究所の「外来語言い換え提案」が参考になります。
「外来語言い換え提案」は、公共の場などで使われる少し分かりにくい外来語について、言葉遣いを工夫して分かりやすい言い換えを提案するもの。国立国語研究所の外来語委員会が2003〜2006年、計4回発表し、一覧にまとめました。
20年前の提案なので、一覧の中には、現在は定着している外来語もあるかもしれません。
「グローバル」。この言葉の意味や、「日本語」で言い換えたら何というか知っていますか?
それでは見ていきましょう。
♢言い換え語
地球規模
♢用例
湖沼会議は参加者、中でも一般の住民にとって、グローバルな環境問題についてきちんと認識できる格好の機会となる。
♢意味説明
ものごとの規模が国家の枠組みを越え,地球全体に拡大している様子
♢
手引きとして、地球全体に広がっている様子に着眼する場合は「地球規模」と言い換えられますが、地球全体が一つである様子に着眼すれば「全地球的」「全球的」とも言い換えられるといいます。「全球的」は中国語で「グローバル」の訳語として用いられているそうです。
「グローバルな」には用例に見るように「地球規模の」を当てるとよく、「グローバルに」は「地球規模で」と言い換えられます。
「グローバリズム」は「地球主義」と言い換えられます。類義の語に「ワールドワイド」があり「世界規模」と言い換えられる、としています。
♢複合語例
・グローバル企業 = 多国籍企業 超国籍企業 超国家企業
・グローバル経済 = 地球経済 世界経済
・グローバル社会 = 地球社会 全世界
・グローバルスタンダード = 世界標準
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「グローバル」の意味、カタカナを使わない日本語の言い換えは?【外来語の解説・クイズ】