【推しの子】「芸能界クソだなって思う部分を書き出した」YOASOBIが明かした「アイドル」制作秘話が貴重すぎる(紅白歌合戦2023)

香港で開催されたミュージックフェスティバルで「アイドル」を披露するYOASOBIの2人

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2023年のNHK紅白歌合戦の後半で披露されるYOASOBIの「アイドル」。人気アニメ『【推しの子】』の主題歌として、一大旋風を巻き起こしました。【推しの子】公式チャンネルの動画では、YOASOBIのAyaseさんとikuraさんが、原作者の赤坂アカさんと横槍メンゴさんにその制作秘話を明かしています。

原作の小説を受け取って「芸能界の闇」を音にぎゅっと詰め込んだ

“小説を音楽にする”というコンセプトを持つYOASOBIのために、赤坂さんが書き下ろした短編『45510』。完璧で究極のアイドル、星野アイの知られざる一面が描かれています。『45510』を受け取ったAyaseさんは、【推しの子】のいちファンとして「別の角度のお話を見せていただいた」ことに感動したとし、「ただただ読者としてワクワクしながら読みました」と、当時の心境を振り返りました。

YOASOBIが作曲するにあたり、試行錯誤を繰り返しながら原作小説を紡いだという赤坂さん。「特にラップパートのところに(小説の内容が)反映されているイメージ」と声を上げると、ikuraさんも「声色も…そこ(ラップパート)だけ私の素の声に近い」と、あえて歌い方を変えることによって、アイへの嫉妬心などがつづられた原作の雰囲気を表現したと明かしました。

楽曲に描き出されたアイドルの“光”と“影”という二面性こそが「【推しの子】なんです」とうなづく原作者2人に対し、「芸能界の闇」など、連載漫画の内容も曲のエッセンスとして取り入れたとAyaseさん。曲を書く上で「いったん、自分が思う芸能界クソだなって思う部分を書き出したんです」と明かし、「どうやったらこういう(芸能界で苦しむ)人は救われるのかを書いた」ものを、「アイドル」という作品に詰め込んだと語りました。

その他にも、約30分に及ぶ動画では、ikuraさんがはじめて【推しの子】を読んだときの感想や、赤坂さんと横槍さんの好きなお酒など、4人の貴重な対談を楽しく見ることができます。

『【推しの子】』は、『週刊ヤングジャンプ』と『少年ジャンプ+』連載されている、赤坂さんと横槍さんの漫画作品。地方都市で働く産婦人科医・ゴローの前にある日、”推し”のアイドル「B小町」のアイが現れた。彼女はある禁断の秘密を抱えており、そんな2人の出会いから運命が動き出していく、というストーリーが描かれています。

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