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サッカー文化を体験できる新施設「blue-ing!」が12月23日、東京都文京区の東京ドームシティ内にオープンした。
日本サッカー協会(JFA)が、サッカーをより多くの人に楽しんでもらおうと開設したこの施設は、大型ビジョンを兼ね備えたパークエリアや最新技術を駆使したデジタル体験エリアに加え、ショップやカフェも併設。普段サッカーにあまり触れていない人でも楽しめる場所になっている。
実際にどんな施設なのか、オープンより一足先に開催されたメディア内覧会で体験してきた。
blue-ing!があるのは東京ドームシティ内ということで、周りには娯楽施設や飲食店などが多くあり、内覧会が開催された平日でも多くの人が行き交っていた。
中に入ると、そこには人工芝のパークエリアが広がっている。大型ビジョンも設置されており、今後試合のパブリックビューイングやイベントも開催されるそうだ。
その奥には、小さなカフェとショップが併設されている。
カフェでは、ハンバーガーやピザ、ビールやおつまみからスイーツまで、サッカーや日本代表カラーをモチーフにしたオリジナルメニューが楽しめる。
青の「Samurai Blueバーガー」と、ピンクの「なでしこエビ勝つバーガー」などを試食したが、どちらもカラフルでテンションが上がり、試合を応援しながら食べたくなる。
キッズプレートもあり、サッカー好きの子どもは喜びそう。
ショップエリアは小さいが、日本代表ユニフォームなどお馴染みアイテムの他、blue-ing!オリジナルグッズも購入できる。
と、ここまでが無料の「パブリックエリア」。ふらっと立ち寄って、食事をしたり、人工芝の上でリラックスしたり…サッカーを身近に感じられるエリアになっている。
ここからは、よりサッカーの世界に没入することができる、有料の「ディスカバリーエリア」。
明るくオープンなパブリックエリアとは対照的に、暗いホールの中でライトアップされた歴史ある展示品を見たり、デジタルコンテンツを体験したりすることができる。
このエリアはメディアアーティストの落合陽一氏が監修しており、従来の「サッカーのミュージアム」のイメージとは全く異なる、次世代のデジタル空間になっている。
まず入口で、QRコードをスキャン。スマホでアプリ(ダウンロードは不要の専用サイト)を活用しながら館内を進む。
展示について(もしくはサッカー全般について)質問があれば、アプリに話しかけると、AIがチャットで答えてくれる。ただ、まだ「成長中」のようだ。
「成長中」のAIとの会話は、例えばこんな感じ↓
いやいやちょっと待って!「岡田監督」の部分しか合ってなくない?!(実際は1998年大会が初出場、これまで7回出場している)
いや、もしかしたら女子代表と間違えたのか…?それにしても違う。そもそも男子女子を明確にせず質問したのが悪かったのか…。反省。
しかもやたらと文末に「カー!」とつけてくるのは、JFAのシンボル「ヤタガラス」の鳴き声から…?それともサッカーの「カー」…?
気を取り直して分かりやすく他の質問をわかりすると…
今度はまともな答えが返ってきた!
質問の仕方もあると思うが、相手はAIなので、今後学習を続け、さらに正確性が上がっていくだろう。
実物の展示品は少ないが、デジタルライブラリーにはたくさんの収蔵品が収められており、複数あるブースで効率よく観覧することができる。画面を見ながらコントローラーを使い、拡大したり縮小したり、3Dで360°の角度から見ることができるのも斬新だ。
他にも、日本代表のかつてのプレーを選手目線から見ることができたり、生成AIで自分が日本代表の一員になったかのような映像を大画面で楽しんだり、テクノロジーを使ったさまざまな体験ができる。
サッカーファンはもちろん、サッカーに少しでも興味があるなら、是非こちらも立ち寄ってほしい。
新施設blue-ing!の面積は約1200平方メートルと決して広大はないが、貴重なサッカーの展示や体験だけでなく、カフェやショップが併設されていることで、サッカーファンだけでなく、家族やカップル、友達同士など、誰が訪れてもみんなが楽しめる場所だ。
blue-ing!は12月23日オープン。
チケット料金や営業時間についてはblue-ing!公式サイトへ
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
誰もが楽しめる新感覚サッカー文化施設「blue-ing!」とは?【体験ルポ】
1: 通りすがりのコメンテータ…