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日本のクリスマスディナーの定番、「ローストチキン」や「フライドチキン」。
実は、鶏肉を調理する際に加熱が足りていなかったり、調理器具が不衛生だったりしたことが原因で、食中毒が起こっていると、知っていましたか？
せっかくの楽しいクリスマスに食中毒にならないために……。
農林水産省が5つの注意点を呼びかけています。
鶏肉の調理で注意が必要なのは、カンピロバクターによる食中毒。
カンピロバクターは食中毒の原因となりうる細菌の一つ。
カンピロバクター食中毒になると、下痢、腹痛、発熱、悪心、嘔気、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感などの症状が出ます。
農林水産省は食中毒を予防するため、鶏肉の調理時に以下の点に気をつけるよう呼びかけています。
ポイント① しっかり手洗い
調理をする前にはしっかりと手を洗いましょう。カンピロバクターはペットが保菌している可能性も。ペットを触ったら調理や食事の前に必ず手洗いを。
ポイント② 調理器具は清潔に
まな板などの調理器具は、洗剤での洗浄に加え、熱湯や塩素系漂白剤で消毒し、よく乾燥させ、清潔に。
ポイント③ 生の鶏肉を他の食材にくっつけない
調理をする時に生肉が他の食材に触れないよう、調理器具を分けたり、肉は最後に切るなどの工夫を。特に生で食べる野菜や果物などがある時は要注意！
生肉を保存する時は、汁漏れを防ぐために保存袋などにいれ、他の食材と離して冷蔵を。
ポイント④ 鶏肉を洗わない
肉を洗ったときの水がはねると、一緒に飛び散った食中毒菌によってキッチンや周りの食材が汚染される可能性が。気になる時は、キッチンペーパーでふき取りましょう。
ポイント⑤ 中心までしっかり加熱
鶏肉を調理するときは、お肉の中心部までしっかり加熱！中心の温度が75℃以上で1分間以上加熱を。中心が白くなるまでが目安です。
カンピロバクターは、生きた鶏等が保菌している場合も。
このため、鶏肉やレバーなどの内臓は「新鮮だから生で食べられる」とは限りません。
厚労省によると、過去にはイベントで「新鮮だからこそできる鶏ささみ寿司」などとアピールした加熱不十分な鶏肉を提供し、500人以上の食中毒患者が発生したこともありました。生食は避けましょう。
（動画：農林水産省による「鶏料理を楽しむために気を付けたいポイント～カンピロバクターによる食中毒にご注意を～」）
オリジナルサイトで読む ： ハフィントンポスト
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