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アメリカ・フロリダ州リー郡で、ビニール袋に入れられた高齢犬がゴミ収集箱で見つかり、投げ捨てた人物に批判の声が集まっている。
同郡保安官事務所が記者会見し、この人物について「犬への配慮が一切ない」と怒りをにじませた。「生き物がまるで普通のゴミのように捨てられることは決してあってはならない」と非難している。
保安官事務所の発表によると、雑貨チェーン店ファミリー・ダラーの従業員が12月14日、ゴミ箱の中でもぞもぞと動くビニール袋を発見した。袋を開けると、首にロープが巻きつけられた高齢の犬が入っていた。
従業員たちは、地元の動物病院に老犬を運び、「意図的な虐待」だと警察に通報した。
この犬にはマイクロチップが装着されており、「ザイラ」という名前の16歳のシーズーだとわかった。飼い主が亡くなってしまっていることも判明した。
病院の検査では、ザイラは苦痛に満ちた死に向かっていたと診断された。もし発見されていなかったら、最期は「溺れ死んでしまうようなものだった」という。
郡の動物虐待対策本部の職員と捜査員は現場に急行し、監視カメラの映像を確認した。動画には、青色の車から降りてきた人物がトランクからザイラが入っているとみられるゴミ袋を取り出し、数メートル先のゴミ収集箱に投げ込む姿が映っていた。
捜査員は青い車の持ち主を割り出し、自宅を訪ねた。ザイラを投げ捨てたとみられる動画と同じ服を着ていたことなどから、連行した。この人物は動物虐待の疑いで逮捕された。有罪になれば、郡の動物虐待者リストに登録されることになる。
ザイラは現在も回復の半ばにあり、保安官事務所などが愛情を注いでくれる里親を探している。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ゴミ袋に入れて投げ捨てられた16歳の老犬。死ぬ間際のところで救われる(アメリカ)