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「イヤよイヤよも、好きのうち…なんて本当に“いにしえ”の話なので忘れましょう!」
タレントのSHELLYさんが内閣府とコラボし、性的同意について動画で発信しています。
「またこの話か〜」なんて思ったそこのあなた!パートナーや配偶者、または最近、性的な関係を持った相手に、きちんと性的同意を取っていましたか?同意のない性的行為は性暴力です。
SHELLYさんが語る、同意を取る際のポイントとは…?
SHELLYさんは、自身のYouTubeチャンネル「SHELLYのお風呂場」で性教育について継続的に発信していて、チャンネル登録者数33万人超の若年層に人気のコンテンツになっています。
今回の約14分間の動画では、性的同意とは何かや同意の取り方のポイントについて分かりやすく解説しています。
SHELLYさんは、性的同意をお菓子に例えてこう説明しました。
「自分が大好きなバームクーヘンを同僚に買ってきて、同僚が好きだといったらどうぞって出すけど、でもこういう時ばかりじゃないよね。もらおうかなって言うので出したけど『ごめん、今日は気分じゃないからやっぱりいいや』って言われることも」
「でもそんな時、食べなさい!って無理やり口に押し込まないよね。性的同意もこれくらい簡単なこと!キスとかハグとかセックスとか、性的な行為をする時にしたいかしたくないかの確認をお互いにしっかり取ること」
2023年、刑法が改正されました。
相手が性的行為についてNOと伝えることが難しい状態で性的行為を行うと、「不同意性行等罪」「不同意わいせつ罪」などで処罰されます。
SHELLYさんは動画で、パートナー間や夫婦間での性的同意の大切さについても念押し。
「同意のない性的な行為は性暴力です」として、以下のように説明しました。
「カップルだからいちいち確認しなくていいよね〜って思う人ってたくさんいるみたいなんだけども、それもブブー!その日の気分とか、どのくらい疲れているかとか、いろんな理由でその日によって気分って違うので、カップルでも恋人でもしっかり確認するのはすごく大事なこと」
「恋人同士はそうだよね、まあでも夫婦になっちゃえば…っていう大人がすごく多いのよ。夫婦になったらセックスがある意味、“義務”みたいに思っている人が一定数いるみたいなんだけども、夫婦の関係の中でも、もちろん性的同意は取らなきゃいけないの」
「それは何十年一緒にいるカップルでも、お互いのことよく分かり尽くしている関係性でも、自分たちのコミュニケーションの中で必ず同意を取りましょう」
最後にSHELLYさんは、性的同意を取る時に大事なポイント3つを紹介しました。
1・Noが言える環境/状況であるか
「無理やり言わされたYesは同意じゃない。Noって言ったら相手が怒るんじゃないか、気まずくなるんじゃないかと思って言うYesは本当のYesじゃない。ちゃんと安全にNoが言える環境・関係性が大事」
2・1つのYesが全部のYesじゃない
「キスしていい?と聞いて『いい』と言っても、その後服を脱がせていいということにはならないし、家にお酒飲みに来ない?と聞いて『いい』と言っても、家に来る=セックスがOKということではないよね」
3・対等な関係性であるかどうか
「年齢や立場、関係性が違うことは多い。日本の『縦社会』では、先輩や上司にNOって言いづらい。だから、立場的に断りづらいだろうなと思う相手を誘う時は、誘い方も工夫をして、相手がNOって言いやすい環境を作れたら、対等な良い性的同意が取れるかなと思います」
また、とても重要な点として「寝ている人やお酒を飲んで泥酔している人、当たり前だけど子どもは同意を示すことはできません。そこに同意を求めても同意じゃない」と付け加えました。
長い付き合いのパートナー間では、2人で同意の取り方を決めておくとコミュニケーションが取りやすくなるかもしれませんね。
皆さんは、どのように性的同意を取っていますか?
(動画:SHELLYさんが内閣府とコラボした動画「もっと話そう、理解しよう #性的同意 〜基礎編〜 」)
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
恋人や夫婦間でも「性的同意」はしっかり!SHELLYさんが語る、同意の話