「親指」のあるイルカがギリシャ沿岸で発見される。科学者も仰天

イルカのヒレに「親指」が

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多くのイルカは同じような外見をしているが、このイルカはちょっと違う。

ギリシャのペラゴス鯨類研究所の科学者たちが発見したのは、人間の親指のように変形したヒレを持つイルカだ。

科学系ニュースサイト「Live Science」によると、このイルカはコリント湾で、この夏2回にわたって観測されたという。

同研究所のアレクサンドロス・フランジス所長は12月11日、「30年にわたって外洋での調査やギリシャ沿岸で座礁したイルカを監視してきましたが、こんなに驚くべき形態のヒレを見たのは初めてでした」とLive Scienceに語った。

フランジス所長によると、そのイルカは「親指」があるにも関わらず、普通に「泳いだり跳んだり、遊んだり」しており、群れから置いてかれることもなかったという。

また、ヒレの形は「病気には見えない」と話し、近親交配による「稀で不規則な遺伝子」の影響だろうと述べた。

LiveScienceによると、クジラやイルカなどの海洋哺乳類には指骨があるが、通常はヒレの細胞組織に隠されているという。

「パッと見た時は、怪我をしていると思いました」とフランジス所長はハフポストUS版に語った。

捕食者や病気に冒されない限り、彼らのヒレは通常無傷だという。

「両方の胸ビレが “正常 ”ではないことに気づいた時にはとても驚きました」

スジイルカ(イメージ画像)

米国海洋大気庁によると、スジイルカは世界で最も生息数の多いクジラ類のひとつで、通常25頭から100頭の群れで生息し、水面から20フィート(約6メートル)以上ジャンプすることが観測されている。

同研究所は10月、YouTubeでこの調査結果を初めて報告した。

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。

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オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
「親指」のあるイルカがギリシャ沿岸で発見される。科学者も仰天

Marco Margaritoff