日大の記者会見、武田真一アナが学生記者の質問「とても印象に残っている」と言及。一体どんな内容だった?【一問一答全文】

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アメリカンフットボール部の薬物事件を巡り、日本大学の林真理子理事長らが12月4日に開いた記者会見で、 日本大学新聞の学生記者とのやり取りが話題になっている。

元NHKで現在はフリーランスの武田真一アナウンサーも5日、MCを務める日本テレビの『DayDay.』で「学生記者の質問がとても印象に残っている」と発言。「すごく切実な質問をしていたが、林理事長をはじめ経営陣が残念ながら明快な答えを示すことは僕はなかったと思う」と振り返った。 

学生記者は会見の終盤で、率直な思いを林理事長と益子俊志スポーツ科学部長にぶつけた。

質疑応答はどのような内容だったのか。一問一答形式で振り返る。

あきれる気持ちでいっぱい

学生記者:林理事長と益子委員長にお伺いしたいと思います。まずは8月の会見以降、アメフトの薬物問題以外で日大の体制の問題とかいろいろな問題が出てきて、正直、一学生としてあきれる気持ちでいっぱいなんですけれども、この問題の解決の糸口はどこだとお考えでしょうか。そして、監督やコーチの処分についてもどのように審議等なされているのかというのが1点目です。

もう1点目は以前の会見の際に、我々学生の就活への影響が一切ないようにしたいというふうにおっしゃっていたと思うんですけれども、実際にどのように影響がないようにしたいとお考えなのか具体的な案をお伺いしたいと思います。

林理事長「私の認識が甘かった」

林理事長:すいません、就活に影響がないというようなことは早くこの問題を終わるということが私は一番に大切なことだというふうに思っております。

そして、日大だけはご存知のように東京(国際)フォーラムの地下を1日借り切って、就活のフェアをやりますけれども、これは今年もきちんと行えるようにして各企業の方にもご賛同いただいて、いつもと同じような数の企業の方が来ていただけるようにやっていきたいと思っております。

そしてもう一つは、最初のご質問はなぜこのようなことが起こったかということでございますが、これはもうここに書いてありますように、いろんな問題が積み重なっているというふうに私は考えておりますけれども、本当に学生には申し訳ないと。

私もアメフト問題がこのように広がっていって、このようないろんな案件を引き起こすとは全く思っておりませんでした。

8月の会見に来ました時は私の認識が甘かったということもあり、その後にいくつもいくつも本当のことが出てきて、このようにマスコミの方にもご批判を受けるような状態になりました。

これは何度も言うように、私たち大学の中心にいる者たちがアメフトの問題をきちんと初期にやらなければいけなかったということで、これは本当に学生・生徒の皆さんにお詫びしたいというふうに思っております。

益子部長:同じ質問ですか?

学生記者:はい。

益子部長:これは個人的な意見になろうかと思いますけれども、私も自分自身、スポーツをやってきた人間として、スポーツというのは人間の感情を揺さぶる素晴らしいものだと思っております。

そういった中で大学スポーツというあり方、本来であれば、今後、日大のスポーツを変えていきたいという一つの理由に、日大は皆さんご存知のように学部が16学部分かれていて、そういった物理的に離れている学部をどうやって日本大学の学生、教職員も含めて日大プライドというかアイデンティティーをもう一回取り戻すのか、そしてスポーツを通じて日大が一体感を醸成するツールになるはずだと僕は確信をしております。

しかし、そういった中でアメフト事案が発生したというのは本当に悲しいことだ。本当はもっともっと日大のスポーツの各競技が活躍して、もっともっと輝かしいニュースになるべきだというふうに思っておりますけど、こういった事案で日大のスポーツがニュースになることは本当に残念でなりません。

自分自身もスポーツに関わっている人間として、今後このようなことが絶対起きないように、そして日大のスポーツを通じて、日大の学生、教職員が一体感を持って日大のプライドを取り戻していきたいというふうに考えております。

学生記者:追加でもう1点お伺いしたいんですけど、先日1人目に逮捕された学生の初公判があったと思いますが、薬物に手を染めてしまったアメフト部員である前に日本大学の学生だと思うんですけど、学生に対して今どのようなことを言いたいですか?

益子部長:逮捕された学生ですか?

学生記者:逮捕されたり起訴された学生に対して。

益子部長:これは18歳成人ですから、自分のやったことに対してはしっかり責任を取って反省していただきたいということと、なぜそういうことになってしまったかというところの個人的な動機、原因は聞きたいなというふうに思います。それをもって他の学生にそういうことが波及しないようにしっかりと啓発をしていきたいと考えております。

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