子どもが盗んだフォークリフトで警察とカーチェイス。駐車車両に次々とぶつかる アメリカ

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子どもが盗んだフォークリフトを操縦し、駐車車両に次々と衝突させる事件がアメリカ・ミシガン州で発生した。米誌Peopleなどによると、警察や保安官事務所による約1時間の追跡の後、少年は身柄を確保されたという。

同州アナーバー警察の発表によると、現地時間の11月25日午後6時45分ごろ、少年が工事車両を盗もうとしているという中学校からの通報を受け、警察が出動した。

警察官は、ヘッドライトを点けずに無灯火で走行する盗難車両を発見。非常灯を点けた警察車両が追跡を開始した。少年が運転するフォークリフトは走行中、約10台の駐車車両に衝突したとみられている。

警察が公開したビデオには、フォークリフトが住宅街の道路を走行し、パトカーがサイレンを鳴らして後を追う様子が映っている。フォークリフトが縁石に乗り上げたり、歩道を走ったりする場面もカメラに写っている。

同警察によると、運転していたのは地元住民の12歳の少年。盗んだフォークリフトは最大で3万5000ポンド(約16トン)もの重さがある。

パトカーとのカーチェイスは約30分間にわたった。その後、ウォッシュトノー郡保安官事務所が追跡を続け、午後8時前に少年が運転を停止した。少年は身柄を確保され、少年院に収容されているという。この事件によるけが人は確認されていない。

これまでの調査から、少年は中学校で無施錠の工事車両を発見したことや、車の鍵は運転席に隠されていたことが判明しているという。同警察は「重傷者を出しかねない非常に危険な状況だった」と述べ、捜査を続けている。

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