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エルサルバドルで11月18日(現地時間)に開催されたミス・ユニバース2023は、これまでにないほど多様な女性たちが輝いていた。
トップ20入りしたネパール代表のジェーン・ディピカ・ギャレットさんは、大会史上初のプラスサイズモデルと報道され、注目を集めた。
ギャレットさんはインスタグラムに投稿した動画で、このように語っていた。
「私の目的は、自分は十分でないと感じ、自分の体は美しくないと感じ、自分には価値がないと感じている世界中の何百万人もの女性たちを鼓舞し、変えることです」
また、自身のメンタルヘルスの問題にも触れ、「1年前にも、自分の人生を終わらせようとして入院したことがあります。それ以来、私は人生を変えようと決心しました」と打ち明けていた。
コロンビア代表のカミラ・アベラさんは、既婚者・母親として初めてトップ5入りを果たした。
審査員に「もし今日が地球上で最後の日だとしたら、どのように過ごしますか?」と聞かれたアベラさんは、「女性は強く、勇敢であり、母親として、女性としての固定観念を打ち破る存在であることを示すために、私は今この瞬間を生きているのです」と答えた。
ミス・ユニバースの主催者は今大会から、既婚者や子どもを持つ女性、妊娠中の女性も参加できるようにルールを変更。
また、これまでミス・ユニバースの出場者は18歳から28歳までとされていたが、この年齢制限も2024年から撤廃されるとWWDが報じた。
ポルトガル代表のマリーナ・マチェーテさんとオランダ代表のリッキー・コレさんは、トランス女性として初めて、それぞれの国の代表に選ばれた。
10代の頃から、機会均等や医療へのアクセス、マイノリティの法的保護を推進する活動に携わってきたというマチェーテさんは、トップ20入り。
YouTubeで「私はすべての人のための包括性と公平性の代表者です」「私たちを美しくするのは、人間としての多様性です」と語った。
ミス・ユニバースは2012年からトランスジェンダー女性の出場も認めており、2018年にスペイン代表のアンヘラ・ポンセさんがトランスジェンダー女性として初めてミス・ユニバース世界大会に出場した。
今大会では、史上初めてパキスタンの代表も出場した。
各国の出場者が大胆なカットの水着を披露する中、エリカ・ロビンさんは体のほとんどを覆ったベビーピンクのブルキニを身に纏って登場。
トップ20入りを果たしたロビンさんは、「Voice for Change」のビデオの中で、「何百年もの間、パキスタンの女性は隠されることを余儀なくされ、働かないことが期待されてきた」「しかし、この状況は変わろうとしている」などのメッセージを発信していた。
オリジナルサイトで読む : ハフィントンポスト
ミス・ユニバース史上初、プラスサイズモデルや既婚で母親の女性らが躍進。トランスジェンダー女性もトップ20入り